歯茎を少し切り開いただけで歯根破折は判るのですか?
バゼットハウンド さん 女性
2018-08-04 08:27:22
年齢を経て、過去に根管治療した歯が次々とトラブルを起こし、悩みの種は尽きない状態です。

歯科大での治療をしていて、何度も相談させて頂いてます。


数ヶ月前に、再根管治療(再々かも)した右下5番の歯に、2ヶ月後又フィステルができ、診てもらったところ抜歯かもと言われました。
噛んでも全く痛みなどは無いし、フィステルもここ1ヶ月ほどは出ていません。

根管治療した科は歯周科です。
治療に当たった教授も歯内療法に精通しているようです。
骨の吸収などは、あまり無いそうです。


昨日、同じ歯科大の歯内療法科にて診てもらいました。
フィステルも無いし、叩いても痛くはなかったですが歯茎が少し腫れているとのことで、歯茎を1~2ミリ程度切り中を見て診ますと言われ、こうすることで、破折も確認できる場合もあると言われてやってもらいました。
手術説明書、同意書には歯周膿瘍と書かれていました。

出血が少ないとかで、レーザーを使用して切り開きマイクロスコープで中を診たようです。
終わってから、マイクロスコープで撮った写真にははっきりと破折が見て取れました。


破折と言うと、もっと歯の底の部分と思っていましたが、歯茎を少し切り開いてただけでも、分かるものなのでしょうか?
先生に聞くのを忘れましたが、歯根破折とは違うのでしょうか?

抜歯しかないのか、先生に聞いたところ例えば少し持ったとしてもいづれ又、症状は出るでしょう。
抜歯が適応ですねと言われました。


今月初旬にも、数年前から疼いたりしていて骨の吸収が大きくなっていた上の4番も抜歯したばかり。

歯のメンテナンスにも年2、3回必ず通い、歯には人一倍気を付けてきたけど歯を無くすときは、無くすのですね。
無力感に、おそわれてます。


これからはもう、一本の歯も失いたくないので決意を新たに頑張るつもりですが、今、症状が無くても破折した歯は抜歯すべきですか?
残すだけ残して、症状が出たら抜歯と言う選択はお勧めできませんか?
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。

ご相談ありがとうございます。

>歯茎を少し切り開いてただけでも、分かるものなのでしょうか?

破折の始まる部分が決まっています。

根の先、歯ぐきに近い入り口、その中間の3ヶ所です。
今回は中間部分であったらしいので、その方法で十分確認できます。


>歯根破折とは違うのでしょうか?

全く同じ意味です。


>歯を無くすときは、無くすのですね。

そういう諦めもあります。


>歯のメンテナンスにも年2、3回必ず通い、歯には人一倍気を付けてきたけど

メインテナンスにも種類があり選べます。

一つは、感染管理です。
もう一つは、咬合管理です。

感染とは、虫歯と歯周病の感染症を管理することです。
まず口腔内の感染をきれいにした後で、再発を予防することです。
きれいになった事を検査で確認した後は、定期的に検査をしてきれいな状態を維持したり、さらなる健康増進をすることです。

咬合とは、咬合力という力の管理であり、特に無髄歯の破折を予防する管理です。
まずなぜ破折が起こるのか、原因を検査・診断して原因除去療法をして異常な力をコントロールした後、もう大丈夫だろうという予測が立った後で、定期的にマネージメントとして術前と同じ力の検査をくりかえして術前の検査記録と比べる評価により、大丈夫という確認をして破折予防をすることです。


>今、症状が無くても破折した歯は抜歯すべきですか?

放置する、積極的に治療する、という二つの自由選択です。

放置の選択基準は、今痛くないから、という自覚症状です。

積極的に治療する、という選択基準は、今も将来をも重視して、健康をこれ以上失いたくないという予防の考えです。
健康とは失ってからありがたみがわかるからです。


失う健康とは、一つの歯を無理にかばうことによって他の負担が増えさらなる破折を招くリスクがとても高まるからです。

またその歯をかばって反対側を強く使えば、片側咀嚼となって十分咀嚼ができなくなります。
それにより、自然な無意識で、適切に咀嚼することによる健康な力を失います。
健康な咀嚼には脳の反射運動という無意識の部分があり、それを自由咀嚼と言い、意識して変えるのは不自然だからです。

咀嚼による健康な力を失うこととは、深く味わっておいしく噛めなくなり、美味しくないことにより食欲が減り、健康に極めて重要な唾液が減り、適切に噛めないことにより脳の温度や血液の量を高めることができず、認知症などから回復する力も得られず、栄養を十分取り込めず体を素通りしてしまい、発がん物質を解毒できず体に溜め、食中毒などへの殺菌作用が働かず、健康なホルモンを出すことが減り、丸呑みすることにより内臓の負担を高め、最悪は胃腸や膵臓等の消化器官のガンを自ら招き、高齢期の要介護状態を予防する能力を使えない、という健康に欠かせない自然の働きです。

また破折部分には感染があり、歯周病も併発し、その菌は血管に入ってからあっという間に全身に回っていて、目の充血、脾臓の肥大、すい臓がん、腎臓がん、血栓症、重要な内臓に異常を起こすことが100年以上前や2007年に証明済のことです。


>残すだけ残して、症状が出たら抜歯と言う選択はお勧めできませんか?

デメリットはまだ来ていない未来の確率の問題でもありますから、ご納得の上で、私は強いとか、今だけでよい、ならば十分ありえる選択肢です。


ちなみに、歯とは命に直結します。
気持ちよく、いつでもなんでも、美味しく噛めること、が健康にはとても大事です。
逆に病気は死と直結します。

なぜならば、人類学的に人間はヒトと呼ばれ、何億年という生物進化の歴史の中で、動物界の頂点に立った高等動物になれた原因は、歯の進化であった、と人類学者は結論づけているからです。
そういうヒトの歯を生かすことが、生き生きと輝いて生きる秘訣だからです。

ヒトも動物なので食べて生きています。
植物のように水だけでは生きていけません。

野生の動物は歯を失うと、途端にもう生きてはいけません。
ヒトだけは、進化した歯のおかげで文明を発達させて、歯を使わなくても生きていけます。
しかし、野生の動物のような、力強く、美しく、嬉々として生きる生活は失しなわれてしまいます。

食べるだけも大事ですが、
歯科とは、もし皆様が望むのであれば、人間の尊厳をも取り戻す治療をしているとも言えます。
とてもとても大変ですが。
2018-07-20 08:27:22

この相談の詳細情報
このページは歯チャンネル提供のリンク機能を使用して、原文より一部抜粋したものです。
全ての質問文と回答を見る際は、原文をお読みください。
原文を見る 歯茎を少し切り開いただけで歯根破折は判るのですか?
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