隣接面虫歯治療後の痛み発生、歯髄炎か食いしばりの痛みか?
ふじころ さん 女性
2018-06-08 16:06:00
3ヵ月前に上奥の隣接面虫歯をレジンで治療してもらいました。
治療前は全く痛みがなかったのですが、治療後からしみたり痛みが出るようになりました。
数週間で徐々にひいていき、治まったと思ったのですが、1ヶ月ほど前からまたしみるようになってきました。

ただ、治療直後の、明らかに治療した部分が痛むのと違い、その歯周辺という感じで治療した歯と関係があるのか分からず困っているので、教えていただけないでしょうか?


治療直後の症状は以下のような感じで、2~3週間で徐々に治まっていきました。

・麻酔が切れてからジンジンと痛みが続いた
・熱いものと冷たいものを飲むとしみて、痛みがしばらく(数分~1時間)続く
・食事でものを噛んだ時も同様に痛む
・治療箇所にフロスをすると少し痛みを感じる


現在
・熱いものや冷たいものを飲んだ等のきっかけはなく、痛みや違和感が数時間~数日続くことがある
・丸1日違和感や痛みの症状が出ないこともある
・症状が出ている日は、うがいなどで水をふくむとしみる感覚がある
・ブラシをあてると歯茎が痛むことがある(この歯茎の場所に関しては、自分で触ってみて3か月前に治療した歯の歯茎だと特定できました)
・特に夕方~夜にジンジンとしたりキーンとした痛みがでる事がある

・症状が出るようになった頃は仕事が特に忙しく、肩こり等がひどかったように思います(接骨院に通院中です)
・睡眠中や、集中している時の食いしばりの自覚があります(TCHはできるだけ意識していますが、マウスピース等は使用していません)


しみたり痛みが出ているのが3ヶ月前に治療した歯の付近ということもあり、治療後に出た痛みが一旦なくなったあと、再発したので、歯髄炎になっているのか、それとも治療とは全く関係なく肩こりや食いしばりが原因なのか分からないでいます。


先日歯医者さんへは行ったのですが(治療をした歯科とは別のところです)、ちょうど予約の日に痛みの症状が出ていなかったのもあり、叩いてもらっても何番の歯がしみているのかはっきり分からず、またレントゲンも撮りましたが原因を特定することはできませんでした。

「歯が痛い」という主訴で受診し「歯髄炎かも?」とは聞けずに帰ってしまったので、もう一度、歯髄炎かを調べてもらいに行きたく、その際の参考にするため、教えていただけないでしょうか。



質問1
上記のような症状で、歯髄炎の可能性はありますか?


質問2
どのような検査をすれば歯髄炎だと判断ができますか?

原因が不明だったので経過観察となったのですが、もし歯髄炎だったら…と思うと何も対処せずにいる事が怖いので、歯髄炎ではない確証を得たいと思っています。


質問3
最初に虫歯治療を行った歯科だとどこまで削ってあるかなど詳しくわかっていると思いますが、歯髄炎かどうかの再受診も、治療を行っていない別の歯科で検査してもらって問題ないでしょうか?
最初に虫歯治療を行った医師と、別の歯科の医師に診てもらった場合で、診断に差がつく可能性はありますか?


質問4
最初の治療直後の痛みの出方から、虫歯治療時に神経に接触してしまった可能性はありますか?


質問5
治療時、歯間に挟み込む装置?を挟むときに苦戦していた風で、力任せに挟んだ印象がありました。
現在もその歯間部の歯茎が痛む原因として、治療時に器具を押し当てたことによる炎症が、今も続いている可能性はありますか?
その時出血したり痛みがあったとしても、通常は歯茎の炎症は長引かないものでしょうか?



よろしくお願い致します。
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。

ご相談ありがとうございます。

>質問1 上記のような症状で、歯髄炎の可能性はありますか?

ありえます。


>質問2 どのような検査をすれば歯髄炎だと判断ができますか?

検査としては、症状や経過に関するお話を聞く設問、レントゲン、罹患歯の特定、炎症や程度の有無、歯髄救済処置の試み、歯髄炎以外の原因探索、などでしょうか。


>原因が不明だったので経過観察となったのですが、

もし放置と同じであれば必ず悪化します。


>歯髄炎ではない確証を得たいと思っています。

それはとても重要なことです。

初めから思い込みだけでひとっ飛びに結論を出して、一つに思い込むことは、もし偶然に結果が合っていればとても早道とはなり得ますが、当たって砕けろみたいにとてもリスクが高いからです。
もしそれが間違いであったなら、それにもとずく治療は損失や大きな後悔につながるからです。


そのためには現代医療では科学的な診断プロセスがあります。
これはサットンの法則とオッカムの剃刀またはヒッカムの格言という理論を使います。

まず基本検査でプロブレムリストを作成して予備診断をすることです。
平たく言えば、原因と思われるあらゆる疑惑を総合的に、つまり見落としなくもれなくリストアップすることです。

次に追加の精密検査をして、その原因の疑いの中から消去法で真実に迫っていく絞り込みをして確定診断を出す方法です。


>質問3 治療を行っていない別の歯科で検査してもらって問題ないでしょうか?

初めの良い条件が無くなり問題なくはありませんが、可能と言えます。


>診断に差がつく可能性はありますか?

当然あります。


>質問4 虫歯治療時に神経に接触してしまった可能性はありますか?

ありえます。


>質問5 治療時に器具を押し当てたことによる炎症が、今も続いている可能性はありますか?

ありえます。


>その時出血したり痛みがあったとしても、通常は歯茎の炎症は長引かないものでしょうか?

もしもともと健康であり、かつ、健康を維持していればその通りです。
健康かどうかは自己診断では分かりません。


>辺縁の不適合による歯周炎かどうかというのは、視診では分からないものですか?

分かる時も分からない時もあります。
歯周炎については歯周病検査がいくつもあり総合的に診断できます。


>調べる方法はどういったものになりますか?

一つの検査で済ませてしまうのではなく、総合的にいくつもの検査を組み合わせる、見落としない検査があります。


>食いしばりによる痛みであるということはあまり考えられないでしょうか?

ありえます。
以下のお話の中にはその特徴も窺われるからです。

>・食事でものを噛んだ時も同様に痛む
>・治療箇所にフロスをすると少し痛みを感じる
>・丸1日違和感や痛みの症状が出ないこともある
>・症状が出ている日は、うがいなどで水をふくむとしみる感覚がある
>・ブラシをあてると歯茎が痛むことがある
>・特に夕方~夜にジンジンとしたりキーンとした痛みがでる事がある
>・症状が出るようになった頃は仕事が特に忙しく、
>肩こり等がひどかったように思います
>・睡眠中や、集中している時の食いしばりの自覚があります

ちなみに、食いしばりによる痛みなどはDCSとも呼ばれていて、噛み合わせ(咬合)の検査により診断できます。
日本補綴歯科学会では、40種類以上の咬合検査を推奨しています。

なぜそんなにたくさん用意されているかというと、咬合の問題はとても複雑でかつ精細ですから、一つ二つの検査で実態が分かることなどあり得ないからです。


人体はとても複雑です。
例えれば人体が巨大なジグソーパズルであることを想像してみてください。

そのピースが一つや二つでは、分からないだけではなく、たった一部分から全体を大きく誤解してしまうリスクの方が高いことがわかりますね。

当然そのピースが多ければ多いほど実態が見えてきます。
検査とはわからなかったことが見えてくる、見える化、視覚化をすることで、お互いに現状を理解し、将来の見通しも納得しやすくなる唯一の手段だということです。

とてもとても大変ですが、それだけ頑張っても到底全部のピースを集めることは不可能です。
こういうプロセスを病態診断といい、現代の最先端の診察方法です。


>TCHはできるだけ意識していますが

それは食いしばり、歯ぎしり、咬合異常等々のたくさんの病名の中のたった一つですから、それに決めつけてしまう自己診断と自己治療は危険です。
それは咬合の問題ですから診断するには多数の咬合検査が必要です。

またTCHと診断が出た後に、治療をした結果の評価や再発予防の計画は検査により確認します。


それが検査もなくその治療をいきなりやってみていいのでしょうか。
以前より症状が悪化しているのかもしれませんが、とりあえずやってみて、のように簡単に人生を賭けてしまっていいのでしょうか。

もしその結果を評価するときに、痛みが消えた、という話だけで決めてしまったとしたら、原因から根本的に解決したと将来も安心できるのでしょうか。
2018-05-08 08:32:28

この相談の詳細情報
このページは歯チャンネル提供のリンク機能を使用して、原文より一部抜粋したものです。
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