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歯科相談Q&A

ご相談内容 :

特異的な歯槽膿漏といわれました。

今年3月に右下頬側に白い小さい隆起物がみつかり、歯槽膿漏と診断されました。
歯の下部は一部とけているそうです。
持続性抗生物質を1週間に1回受け、7月末にいったん開放されました(長いですね)。
ところが3週間たつかたたずで歯科医の予想よりずっと早く再発してしまい、また通院しております。
歯科医の説明では、歯に亀裂(神経はなし)があり菌の通り道になっているので治癒しにくということです。
再発して4回ほど通院しましたが改善がみられません。
歯科医は、菌の通路が前回と違っているようだともいっております(薬剤が前回は循環したが、今回は循環しないことから判断して)。抗生物質はもう効かない時期にもきているようです。

今から考えると少なくとも7,8年前には罹患していたのではないかと思います。
7,8年前に歯のかぶせをやり直したとき(今の歯科医とは別の歯科医)に、物をかめば歯がうずいて、しばらくすればおさまるということを数ヶ月繰り返した後、いつの間にか治っておりました。
今年の3月に特異的歯槽膿漏をみつけてもらったのも、歯のかぶせのやり直しがきっかけでこのときも同症状が当該部位におこりました。

改善の見込みがないままに通院するのも辛いです。
歯科医も正直な方で<困ったなあ>てなことをいってられます。

一体薬剤が効かないままでは、あるいは、効いてもすぐ再発して再治療ってなことを続けてゆくとして先行きどうなるんでしょう。
本には最悪歯がぬけるなんて書かれておりますが、一本抜けるだけで本当にすむものなのでしょうか。他の健康な歯、歯茎の下に菌が感染・進入をしていって、全体の口腔が滅茶苦茶になったりしないでしょうか。指導を受けた結果、他の部分の歯磨きはよくできていて問題なしといわれております(だから、特異的)。

どうせ抜けるのなら、こんな苦労をせずにさっさと亀裂のある歯なんか抜歯して、歯茎を治療した後、差し歯にでもしたらいいのではないでしょうか?浅はかでしょうか?

バイオ技術を利用した最先端治療もあるとか。
自由診療でもいい、土曜日(或いは夜)でも開いている専門医があれば、ベストなんだがなあとこの頃考えています。
今のところ、浮いたような、痛痒いような感覚が稀にあるだけで日常生活に大きな支障はないのですが、一日も早く癒して歯槽膿漏を気にしない生活に戻りたいのです。

ぜひ、ご指導の程お願い申し上げます。

東京都 50代  女性 会社員


ご相談のメールありがとうございます。

お口の中の状況が良くわかりませんが、どうやら歯に亀裂が入った事による炎症のように思われます。
それならば単なる歯槽膿漏ではありませんので、歯槽膿漏のみの治療では効果はありません。

つまりバイオ技術を利用した最先端治療も歯槽膿漏に対する治療方法を指すのであれば、今の状況では効果がないと思われます。

亀裂にそってばい菌が感染・進入していることが主な原因であり、結果的に歯槽膿漏の症状が合併している場合が最も考えられます。

従って診断としてはまず亀裂に対する治療方法を中心に行うべきと思われます。
しかし、亀裂は時間と共に竹を割ったようにだんだんと広がります。
持続性抗生物質の治療が前回ほどの効果が出なかったことからも、事態がやや悪化していることも考えられます。

亀裂に対する治療方法はあまり多くはありません。
条件が非常に整っていれば、亀裂をふさいで接着することができます。
お話の様子では歯の根まで亀裂が入っていると思われますので、ふさぐには一度歯を丸ごと抜歯しなければなりません。
そして外だけではなく中もきれいにできれば、その後に接着して抜いた元の場所に再植します。
もし全ての条件に一つでもかけていれば、その方法は使えません。
他の方法は残念ながら抜歯です。

もし残せない状況であれば歯の根を支えている骨のダメージが更に大きくなりもっと困ったことになる場合もあります。
そろそろ見通しを的確に立てて治療されると良いころだと思われます。

どちらにしろ歯槽膿漏の専門医でなくてはならないわけではない通常の治療ですが、何度も通院しなければならないので土曜日(或いは夜)に通院できる便利なところを早めにお探しになることも良いかと思われます。

国際ビル歯科 相良俊男