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歯科相談Q&A

Q
現在、右の下の大臼歯を治療中です。神経をとって、かぶせるとのことですが、ここまで進んでしまった虫歯でもこれ以上悪くならないように今後気をつけたいと思っています。神経をとった歯は弱くなるとのことですが、これから口の中の状態を良くすることによって、治療後の虫歯の進行を止めることはできるのでしょうか。
また、そのようにするためには、どのようなペースで口の中をきれいにし、どのようなポイントに気をつければよろしいのでしょうか。現在29才ですが、子供のころから歯並びが悪く、それなりに気をつけていたつもりなのですが、このようなことになり、実はショックを受けています。
今後、徹底的に気をつけたいと思っておりますので、ご指導いただけたらと思い、思いきって、ご質問致しました。
よろしくお願い致します。

女性 29才

A
神経を取ってしまうと弱くなる理由は、神経の治療は難しくて、100%の成功は望めないためです。後で症状が出てきてしまうことがあり、その結果治療のやり直しをしたり、最悪の場合は、抜歯につながってしまうことがあります。

次の理由として、治療が成功していても、歯にヒビが入ったり、歯の根が割れたりして、抜歯になってしまうこともあります。
これは、神経と同時に歯の中の血管もとるために、歯に栄養ばかりか、水分も届かなくなり、年々歯が乾いてもろくなるからです。

これは木の枝と同じで、枯れてくることを、防ぐことも、止めることもできず、最後には簡単に割れてしまうこともあります。

神経の治療が、最善であれば、後に虫歯が進行することはありません。
もちろん、またその歯が虫歯になる危険はあります。
弱っている歯に、また虫歯ができれば、普通は残せなくなります。

当然、虫歯の予防はとても大事です。

ペースは危険度により違い、検査により危険か安全かを判断します。
歯磨きのポイントは誰でも共通しています。それは、歯と歯の間と、歯とはぐきの境目の根元です。
とくに、日本人は歯並びが良くないのでここが危険です。
また、人により、また同じ人でも時期により、変わってきます。

虫歯の予防については、学問的には、まだまだ良くわからないことはたくさんありますが、実際に、普通の人に一生虫歯を作らないようにすることは、すでに確立されています。
スウェーデンをはじめ、予防の先進国では、虫歯は極めて珍しい病気と呼ばれているほどに、減ってしまいました。
何で虫歯になんかなるのかなと思われています。
当院ばかりでなく日本でも、長く予防医療をしている医院では、新しく虫歯になる人はきわめて稀です。

徹底的にしたい場合大切なポイントは、予防の専門家と二人三脚を一生続けて歯を守ることです。
決して、一人では十分な効果が出ません。

その理由として、一般の方は専門家ではありませんから、まず、大切なことを見逃してしまいます。もちろん口の中でも見落としをします。
次に、一時はうまく行ったとしても、一生の長い間には予防を失敗します。
最後に、医学は進歩しますので、われわれは一生勉強しなければなりませんが、しかし、一般の方は一人では必ず、進歩に乗り遅れるか、取り残されます。
そのたびに、削られて、あるいは抜かれて、どんどん弱るからです。

予防医療の通院ペースは、はじめは、一ヶ月に一回位、検査結果が良くなれば、次は三ヶ月に一回くらい、さらに安全になれば、半年に一回くらいです。

歯の治療の本当の目的は、健康な、「歯を残す」 ことです。
もう、病気をなくすことです。
決して、病気の後始末だけではありません。

しかし、ほとんどの人は、一生のあいだ、くりかえし病気の後始末に追われて、後悔の上塗りをして暮らしています。
後始末という、過去ばかり向いて暗くなるのでなく、大変ですが、ガラリと、将来の健康を目指すように、切り替えられば、明るい希望が輝いてきます。

日本人は長生きするようになりました。
ところが、病気をして長生きしてはかえって、不幸ではないでしょうか。
昔は長生きできなかったので、病気の後始末だけでうまく行きました。
もう、昔の時代とは違います。
これからは、身も心も健康で、晴れ晴れと長生きを楽しまなければなりません。

歯は心身の健康の基礎です。

そのためには、健康な歯を残すことを、はっきりと目標にしてください。
できるだけ、削らない、(神経も)抜かないことが、原則です。

また、わからないことがあったら、いつでも相談してくだい。電話でもかまいません。
いつでも、相談係がおります。