HOME > 国際ビル歯科について > 歯科相談Q&A

歯科相談Q&A

Q
はじめまして、よろしくお願い致します。

インプラント治療に、大変興味があります。
若い頃から不摂生がたたり、虫歯が沢山あったのですが、歯医者にかかる勇気が持てずに通院せずにきました。
何年か前にやっと近所の歯科医に行ったのですが、やたらめったら沢山の歯を抜かれ、インプラント治療しか、あなたの場合は無いとのことでした。

治療費は百万円かかると言われ、百万円出しても綺麗な歯がもう一度持てるなら...と希望に胸を弾ませていたのですが、よく説明を聞くと10年しかインプラントは寿命が無いと言うのです。

高い治療費を出しても、10年後に全部駄目になってしまうと考えると、とても治療する気がおきませんでした。
それから手術の説明を聞いているうちに、すごく恐ろしくなりました。
「結構、大変な手術なのですね...」と聞くと、
「あまり気持ちのいいものでは無いですね」と、顔をゆがめて言われたので、不安でたまらなくなり、結局は、そこの医師に信頼感を持てないのも手伝ってインプラントの治療を、断念しました。

長くなりましたが、それ以来歯医者に行ってないものですから、抜かれた所はそのままほったらかしなので、最近では顔の輪郭まで変わり、頬がげっそりとして、とても醜く嫌で嫌で仕方がありません。

そこで思い切って、インプラント治療を今現在考えているのですが、どこの歯科医にかかったら良いのやら、見当もつかないのです。

治療費も高く、何よりも大変難しい手術のようなので、失敗したくはないのです。
どうか私の住んでいる近辺で(せめて兵庫県内、大阪府内)で、インプラント治療の優秀な歯科医院がありましたら、教えて頂きたいのです。

それと質問なのですが、複数の歯(主に奥歯)が抜けたまま、長年ほうっておいた場合、頬がこけてきて顔の輪郭が醜く歪むということは、ありますか?
そして、新しい歯を入れることによって、少しは頬がふっくらと戻るものなのでしょうか?

夜も眠れないぐらい、すごく悩んでいます。
長くなりましたが、ご回答の方、是非是非よろしくお願い致します。

女性 38才

A
下記に相談してみて下さい。

神戸大学医学部歯科口腔外科学講座
神戸市中央区楠木町7-5-2

大阪大学歯学部付属病院
吹田市山田丘1-8

大阪歯科大学歯学部付属病院
枚方市楠葉花園町8-1

「歯をぬけたままにしておくと、頬がこけてきて、顔の輪郭が醜く歪むか?」というご質問については、お気の毒ですが、全身を含めてそのとおりになる方は少なくないようです。
ただ、例外もあり、あまり変わって見えない方もいらっしゃいます。

皆さんは、奥歯が一本位無くなっても大した事がないとお考えの方が多いようですが、実は、心身の健康にとって大切なものをたくさん無くしてしまった事に気がつくのは、何年も経ってからです。

奥歯を含めた口の健康を失うと、次のようになると考えられています。
口や舌や顔やとくに噛む筋肉や感覚を使わなかったり、働きが狂ってしまうために、頭の頂上から側面をとおり、首から胸の上までの筋肉が歪んでいきます。すると、首の骨も狂ってくる場合が多く、歪みが増えて全身に広がり、頭痛、耳鳴り、めまい、背中や、腰、内臓まで異常が出る事もあります。
脊椎が狂うと、そこからでる神経に異常がでやすくなります。
それに従って、内科的、婦人科的な身体の機能も異変を起こしていきます。
身体の検査で、そこには異常がないといわれても、具合が良くない事が多くなります。

自律神経の働きも狂ってきて、気分もふさぎこんできます。

首から上を使わないために、頭の骨が外側から減って小さくなります。
実際に、歯の無い人の頭蓋骨は、歯の残っている頭蓋骨の半分くらいの重さしかない事もあり、私は手で持ったことがありますが、ずっしりと重い健康なものに比べるとまるで、紙でできているようにふわっと浮きました。

顔や、口や歯の感覚や運動を支配していた脳細胞や神経も減っていきます。
首から上を養う血管が細っていきます。
血流が減り、酸素も足りず、益々、萎縮して、とても早く老けます。

あれもこれもますます悪循環になり、他にも重大な問題が生まれます。

少し極端な話をしましたが、全て当てはまるわけでもありませんからあまり心配しすぎないでください。

きれいな口は、健康の要です。
健口(けんこう)を、目指しましょう!

インプラントはその解決の一つの選択肢です。

当院でインプラントをした後は、元気になる方がほとんどです。

何年かすると、顔がふっくらして、とても若返ったように見える例は少なくありません。
顎の骨も太くなった例もあります。
もちろん元通りになるわけではありませんが、身体ばかりか気持ちにも張りが出てきて、興味や趣味が広がり、意欲的になっていきます。
アフターケアに来るだけになると、毎年、いつも笑って帰っていかれます。

インプラントも種類がとてもたくさんありますが、スウェーデンのブローネマルク・インプラントは一番目に治療を受けた方が現在でも、無事に使っていて、今年の6月で35年目になります。
その後、世界中で多くの方がブローネマルク・インプラントを受けた結果は高い確率でその後を追っています。
もちろん、絶対などはありませんが、私は決してすぐだめになる事などは無いと信じています。
一度、大学で相談に乗っていただく事を勧めます。

Q
相良先生、早速の丁寧なお返事、ありがとうございました。
私は兵庫県明石市在住ですので、相談に行くとしたら先生の教えて下さった、神戸大学医学部歯科口腔外科学講座が、一番近いので、そこへ行こうかと考えております。(まだ、決定ではないのですが・・・)

でも、名称を見る限り病院ではないみたいですが、そこからどこかの歯科医院を紹介して頂けるのでしょうか?
それと、相談に行った際、私の歯は診ていただけるのでしょうか?(診察ということです)

それから、インプラントについていろいろ検索していく内に、あるホームページでアート式(靭帯結合型)人工歯根というものを、知りました。
そこではインプラントと手術の仕方から、何から何までを比較していて、アート式人工歯根の方が、すべてにおいて勝っているような書き方をしていましたが、これは本当なのですか?

先生が軍配を上げるとしたら、どちらですか?また、その理由はなぜですか?

先生からのお返事を読んで、本格的に治療する決心がやっと着きました。いくら大変でも、痛くても、時間がかかっても、「治さなくちゃなー!」という気持ちで、今は一杯です。
だからこそ、真実が知りたいのです。
良い結果で、終わりたい。
綺麗な歯を取り戻したいし、健康になりたい!!!

質問攻めで申し訳なく思いますが、先生の本音の部分でぜひ、ぜひ、お答え願いたいのです。
一面識も無い私が、大変あつかましいようですが、回答の方時間がかかっても良いですので、ぜひ、お願い致します。

それと、大学病院にあまり良い印象が無いのですが(無知で言っていたらすみません)インプラントの技術は確かなのでしょうか?
先生が個人の病院名をひとつも上げておられなかったのには、何か理由があるのでしょうか?

よろしくお願い致します。

A
大学病院では、歯科医院の紹介をしているところがあります。
診察についても、一度お尋ねになってみてください。

アート式人工歯根も数あるインプラントのうちの一種類で昔からあります。
開発された方は、西原克成先生といい、基礎学問を広く収められたとても立派な先生です。

ただし、一般的に言いまして、どのインプラントもその開発者や発売メーカーは、必ず、自分のところのものは素晴らしいと言います。
世界で、60種類以上あるといわれているインプランの中から、選ばなければならない事は楽ではありません。

しかし、我々開業医は、自分の大切な患者さんを実験台にする訳にはいきませんので、それを鵜呑みにすることは、絶対に致しません。
かならず、まず確かめます。

その論文なり、長い間のその後の研究が続いているか、あるならその発表や、そのメーカーから金銭などの援助を受けていない、第三者の研究発表を参考にします。
そして、その開発者や関連機関以外の医療機関で広く採用されていくかどうか、 またそこから、その後の研究発表が出るまで待ちます。
そして、実際に多くの患者さんに治療された結果が、3年、5年、10年と見ていて、良ければ使う候補にいれます。

それまでは、最も信頼できるものを使っていれば良く、当然、変える必要が全くありません。
スウェーデンのブローネ・マルクインプラントは、研究結果は良くても悪くても 全部発表されています。
世界中で一流の大学や医院で使われ、非常に多くの第三者の大学、医院から研究発表が、第一号の患者さんに成功してから35年後の今でも、途切れずに出ています。
今、新しく開発され、販売されているインプラントも、これをお手本とする、世界のインプラントの標準になっています。

アート式人工歯根は、ブローネ・マルクインプラントとは、違う発想で開発されました。
現在もまだブローネ・マルクインプラントを越える評価は受けていないように思われますので、他の先生の考えや、どの位普及しているかは良くわかりませんが、当院では一度も使っておりません。

健康になりたいと、意欲が沸いてきた事は、もう成功の階段の第一段を登りました。
おめでとうございます。

我々国際ビル歯科一同も祝福と、陰ながら応援をしております。
ぜひその元気を続けてください。

健口(けんこう)を目指しましょう!

大学病院も、開業医も本質的には、皆さんの福祉のためにあります。
ぜひご自身で信頼できると思われるところと協力していかれる事を進めます。