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歯科相談Q&A

ご相談内容

下の一番奥にある歯の神経を抜く治療をうけています。一回目の治療後は痛みはなかったのですが、二回目の治療後治療中の歯に上の歯が当たって痛み、食事や会話をするのに支障をきたしています。二回目の治療の時に細いドリルの歯の様なものを歯に入れていたのですが、途中でミシ、ミシというような嫌な音が聞こえて少し痛みを感じました。その歯医者で神経を抜く治療をするのは3回目なのですが、前の治療ではその様なことはなかったと思います。とにかく食事をする時に冷や汗が出るような痛みは神経を抜く治療をしているとはいえ、少々おかしいのではないかと不安になり、ご相談したしだいです。
岡山県 男性 20代 公務員

ご相談のメールありがとうございます。

それは神経を抜く治療により歯根膜炎を起こしていると思われます。
こういう治療結果もごく稀にはあることで対処方法はあります。

歯が浮いたようになり、上の歯に当たりやすくなって痛みが出ることもあります。
その場合は、また治療中の歯を短く削ってもらい、口を閉じても上に当たりにくくすれば一時的に楽になります。

また、もう歯だけではなく歯の外まで炎症が広がって、歯の根を支えている顎が病気を起こしていますから、応急的に抗生物質と抗炎症剤、それに鎮痛剤を処方していただいたほうが治りが速くなります。

ただ、今のご年令でもうすでに三回も神経を抜いていること自体は、一生歯を残すお気持ちがあるならばこれからくり返していくとやや危険です。

歯や健康を失う経過は誰でも同じ人生の繰り返しです。
次のようなことは危険です、もし一生歯を残したいならば、できるだけ避けましょう。

頭の隅に入れておいてもよいかもしれません。

1、繰り返し虫歯になる
2、繰り返し削る
3、虫歯の穴以上に大きく削ってしまう (たとえば、差し歯にしたり、かぶせたり)

4、神経を抜く
5、神経を抜いた歯が痛くなり、その歯を抜く
6、一本歯を抜いたから、ブリッジを入れるためにとなりの歯を大きく削る
7、となりの歯も神経を抜く
8、ブリッジごとだめになり、どさっと抜く
9、部分入れ歯を入れる
10、そのバネをかけた歯がダメになりまた歯を抜き、だんだん大きな入れ歯に変えていく
11、総入れ歯になる
12、顎がやせて総入れ歯が合わなくなり、作り直すたびに使いにくくなり、身体の調子も崩す

結局、歯は無くなり、一生のあいだに治療した物は全て捨て、それまでかけた時間やお金や気苦労も全て失います。
そしてやっと何十年もかけてゴールにたどり着いたと思った総入れ歯も、最初の一個だけで一生長く使える方は、ある条件を満たしたほんの僅かの方だけであり、ほとんどの方は又繰り返し作り直して行き、お家の引き出しの中には使えなくなった総入れ歯の山が残るのです。

またついでに、一生歯を残す原則も知っておいて損にはなりません。

1、削らない
2、(神経も奥歯も) 抜かない

時には止むを得ない場合もあるでしょうが、なるべく上記の事を守っていけば嫌なことや不安は無くなり一生歯は残り、後悔は少なくなります。
国際ビル歯科 相良俊男