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高齢者歯頸部う蝕と歯冠部う蝕違い指摘〈2003.7.11掲載〉

小野瀬日大教授が講演

 高齢社会の進展、高齢者残存歯数の増加に伴い、高齢者の歯頸部う蝕(根面う蝕)への対応が、今後の歯科医療の課題となっている。このような中、接着歯学の分野で知られる小野瀬英雄日本大学歯学部教授は、高齢者における歯頸部う蝕の特色と、これまでの歯科医療が主たる対象としてきた歯冠部う蝕との相違点について、6月19日に開かれた臨床歯学研修機関月例講演会で講演し、臨床面での対応で「歯冠部う蝕とは異なる対応が必要」と強調した。
 小野瀬氏によれば、S.ミュータンスを含む強力な酸産生プラークによってエナメル質が破壊される歯冠部う蝕は、もともとは非常にまれな疾患であり、歴史的には砂糖に接する食生活が一般化した後に始まったもので、本来、う蝕のほとんどは歯頸部う蝕であったと説明。
 歯頸部う蝕の最大のリスクは根面の露出であり、露出したセメント質のう蝕臨界PHは6.2と非常に高く、エナメル質の約5分の1の酸で脱灰が始まることから、露出した部位を放置すると、S.ミュータンスのような強力なう蝕原性菌がなくてもう蝕が発症するとした。
 これに対する処置としては、まず、歯肉退縮を防ぐ対応を取ること、う蝕部位を明示して確実な充填を行うことが必要と述べ、歯周治療と平行して対応する高齢者においては歯髄防御力が低下しているため、歯冠部う蝕よりも抜髄基準が広くなるなど、これまでのう蝕治療とは異なる対応の必要性を示した。

(新聞記事ここまで)

「歯冠部う蝕は、もともと非常にまれな疾患」

当院で実施している、25年間くらいの予防診療を長く受診されている方達を見ましても、歯冠部の虫歯になることはとても稀なことです。
当院の予防診療では歯冠部の虫歯は根絶されているともいえます。


「歯頚部う蝕への対応が課題」

当院では、成人の方と高齢者の方を中心に診療しておりますが、一生の健康のために、もともと歯頚部う蝕への予防も重要課題として取り組んでおります。
そのために若い時から、歯肉退縮の予防のためにも、歯周病予防を強力に実施しております。