HOME > 国際ビル歯科について > 取材記事

取材記事

歯科医のコツ〜治療最前線教えます〜
(東京スポーツ 2001年8月2日より)

0503.gif


歯科人間ドック
単なる虫歯のチェックじゃない

 病気の早期発見に「人間ドック」で検査を受けることは、今日では、ごく当たり前。では、口の中についてはどうだろうか。実は、「歯科人間ドック」もすでに誕生している。

 単に虫歯のチェックや歯垢を除去するのではなく、口の中の健康状態を徹底的にチェックし、一生涯、自分の歯を保ち、健康で快適な生活を送るために役立つとして、大いに注目を集めている。
 とりわけ、国際ビル歯科(東京都千代田区)の相良俊男院長は、「丸の内 健口センター」の名称で歯科人間ドックと予防医療を行う専用フロアを日本で初めて設置した。

 相良院長は言う。
「二十数年前から、歯科治療のみならず予防にも力を入れています。が、患者さんは歯科に対して、削ったり、抜いたり、詰め物をする、つまり、痛い、怖いとのイメージを持っています。予防では、削ったりしませんよと言っても、一般的な治療イスと同じでは、患者さんは安心できません。そのため2年ほど前に専用のフロアを設けて、安心して歯科人間ドックを受けていただけるようにしたのです」
 歯科人間ドックの基本的な検査内容(料金2万円)は、大きく6つに分けられる。

問診表への記入(口や全身の状態、生活習慣などを答える
口腔検査(歯・歯周組織・舌・粘膜などの状態、癌・前癌病変・腫瘍・重篤な全身疾患の口腔内症状による早斯発見、開口量)
X線検査(歯・顎骨・顎関節の状態、虫歯・歯周病・嚢胞・腫瘍等の早期発見)
歯並びと噛み合わせの検査
磨き残しの検査と基本的な歯磨き練習
虫歯菌(2種頼)と唾液の検査、口臭測定、潜血応検査(歯周病等の発見)
 これら検査の所要時間は約1時間。オプションで詳しい健康相談などを受けると2持間に及ぶ。このような徹底したチェックにより、本人は気づかない病気を見つけ、また歯の健康を守っている。
「患者さんの立場に立つと、痛くなったら治療を受ける。病気の後始末でよいと考える方もいるでしょう。逆に、歯を残すために虫歯の原因を断つ“予防治療”と、多少手間暇や費用がかかっても妥協せずに“ベストな治療”を受けたい方もいます。どちらを選択するかは、患者さんの自由です。私たちは、患者さんの選択に合わせて、ベストを尽くしているのです」

 痛くなったら“病気の後始末”として、削って詰める。あるいは抜歯する。それも一つの選択肢。ただし、昨今では心臓病や精尿病、痴呆などの全身疾患と歯のかかわりについて、専門家からさまざまに指摘されている。それだけに、単に虫歯や歯周病予防というだけでなく、歯の健康イコール全身の健康のため、歯科人間ドックヘのニーズが高まりつつあるのだ。〈特別取材班〉