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当院の考え方

週間ダイアモンド(2008年4月12日)

週間ダイアモンドから要請があり、取材を受けました。
テーマはアンチエイジングです。
この記事の中で、当院はインプラントについてオールオン4の専門家であると、紹介されています。

自分の歯を残すことは究極のアンチエイジングにつながります。
しかも特別なことをしなくても最高の若さを引き出すことができます。
自分の歯でたくさん、よく噛むことは、それほど得をすることなのです。

しかし、もしよく噛めなくなったら、インプラントで噛めるように回復させる治療は、アンチエイジング治療の一つといえます。

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ワールド・ビジネス・サテライト(2007年8月17日)

東京12チャンネルの取材を受けました。
ワールド・ビジネス・サテライトで当院が紹介されました。


医師と二人三脚 虫歯は予防(2007年8月8日)

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産経新聞記事

口のなかにいるミュータンス菌などの虫歯菌は、糖分を食べながら、歯垢の中に酸を作り、歯のカルシウムを溶かす。
一方、唾液には、カルシウムを補給する働きがあるが、間に合わなくなると、穴が開き、虫歯なる。
つまり虫歯菌が多く、歯垢があって、唾液の量が少ない人は虫歯になりやすい。

「削らない歯科治療」を標榜し、昭和52年の開業以来、予防診療に力を入れてきた国際ビル歯科(東京・丸の内)の相楽俊男院長は「歯を削り、詰め物をすることで、虫歯になるリスクは逆に高くなる」という。
「歯にぴったりと合っていない詰め物では、セメントが溶け出すなどして虫歯になる可能性が高くなる」からだ。

日本歯科人間ドック学会常任理事でもある相楽院長は「歯科と本人の二人三脚で、虫歯は百パーセント予防できる」とし、平成11年に診療所横に「丸の内健口センター」を開設した。
保険対象外の自由診療のため、1時間1万2000円と安くはない料金だが、利用者は増え続け、現在、1600人が通う。

相楽院長が20年以上にわたり予防診療を続ける80代の患者6人の平均残存歯数は24本で、全国平均の9.8本(厚生労働省、平成17年推計値)を大きく上回る。
また、6歳から通った30歳の男性は虫歯ゼロだ。

予防診療では、まず口腔内のミュータンス菌など虫歯菌の数や唾液の量を調査し、虫歯のなりやすさを点数化する。
次に、個人にあった歯磨きの仕方を徹底的に指導する。歯磨き法をマスターするまでに、半年かかる人がおお胃が、安定した状態になれば、年2、3回の磨き方チェックと、歯科衛生士によるクリーニングを受ける。

6年前から通院する千葉県船橋市のM・Kさんは「それまでは3年ごとに、どこかの歯が悪くなっていた。でもここに来てからは、一度も悪くならない」と満足そう。
寝る前には約20分かけて、丁寧に歯を磨くというM・Kさんの口を見ると、歯ぐきは健康そうなピンク。実年齢よりもかなり若く見える。

花王のアンケート調査では、口腔ケアに気を使う人は近年増加傾向。毎日の歯磨きの平均回数は8年の2.2回から16年は2.5回に増え、夜の歯磨き平均時間は3.3分から4.3分に伸びている。しかし、ネバネバが気になるなど「口の中が不快」と答える人は50代の女性で75%にものぼり、口腔内の悩みを持つ人は高齢になるほど増えているのが現状だ。

学術団体「日本フィンランドむし歯予防研究会」によると「虫歯の原因となる歯垢を減らすには、毎食後にキシリトール入りのガムをかむのが効果的」という。キシリトールとは、糖アルコールと呼ばれる炭水化物の一種。虫歯菌のミュータンス菌は、キシリトールを取り込むが、エネルギー源にできない。
そのため、キシリトールの取り込みを繰り返すうちに弱り、やがて数が減っていく。

また「歯を強くするには、フッ素入り歯磨きによるブラッシングが効果的」だ。
自分ではとれない汚れは年に2、3回、歯科衛生士による特殊な器具を使った歯のクリーニング(PMTC)を受けるといい。
歯科医院によって保険診療と自由診療(1時間5000円〜8000円程度)があるが、全国的に少しずつ広がっているという。

同研究会は「昔は、虫歯ができると磨き方が悪いと言われましたが、自分だけでは百パーセントの歯垢は落とせません。キシリトールやフッ素を効果的に使いながら、自分の弱いポイントを知り、状態にあった歯磨き指導をしてくれる歯医者さんを見つけて下さい」とアドバイスしている。


健康保険組合の取材を受けました。(2007年4月)

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赤ひげ健康相談

質問
高齢者でもインプラントは可能?
上下の歯とも奥歯はすべて入れ歯にしています。
しかし、年とともに歯茎がやせてきて、入れ歯の噛み合わせがよくありません。
ものを食べてもおいしく感じられません。
知人からインプラントをすすめられたのですが、高齢になっても可能なのでしょうか
(74歳・男性)

回答
「高齢者でも可能だがリスクや治療など十分な検討が必要です」

骨粗鬆症などであごの骨が極端にすくなっていたり、抜歯ができないようなからだの状態の人でなければ、多くの場合は高齢であってもインプラント治療が可能です。高齢になると持病がある人も多くなりますが、例えば心臓病や糖尿病を患っている人でも、コントロールの状態が良好であれば治療できます。

インプラントの長所は、
◎人工歯根を埋め込むので、よく噛め、違和感がない
◎他の歯に負担をかけない
◎正しいケアを行えば、他の治療方法に比べて最長42年長持ちする

一方、短所は、
◎手術を行うので、ほかの治療法と比べてリスクが高い
◎治療期間が長い
◎健康保険がきかず、治療費が高額になる
などです。

どのような治療にも良し悪しがありますから、歯を入れることでご自身がどのような生活を送りたいのか、目的を見極めて、納得できる治療を選択されるとよいでしょう。

インプラント治療の大まかな流れは、まず最初に口内の診察と検査をし、治療計画書や費用などの相談を十分に行ったうえで治療に入ります。

手術であごの骨にインプラントを埋め、歯を入れるまでに約2〜3ヶ月かかります。
入院の必要はなく、治療中も普通に食事ができます。

前にも触れたように、インプラントは患者さんのリスクが高い治療法ですから、技術と実績があり、信頼できる歯科医を選択することも大切です。複数の歯科医に意見を聞いてみるのも一つの手です。

インプラントとは?
インプラントとは、歯の根から作る治療です。あごの骨に穴を開けて、インプラントと呼ばれる人工的な歯の根を埋め込み、そこに差し歯をつけます。
歯が1、2本なくなったところにインプラントを埋めて差し歯をつけるもの、数本のインプラントを埋めて総入れ歯を装着するものなど、失った歯の数や骨の状態などで治療法も異なります。


シニアライフの健康情報誌 「お元気ですか」(2007年春)

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婦人公論 健康生活のすすめ(2007年3月)

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婦人公論(2007年3月22日)

健康生活のすすめ

口内ケアで脳も元気
最新の研究によると、歯の健康と脳の働きに、密接な関係があることがわかってきました。

●歯を失わない口内ケア
「誰でもいずれ年をとれば歯が抜けて入れ歯になるもの」
そんなふうに考えてはいませんか?
私たちが歯を失う一番の原因となるのが「歯周病」。
この歯周病、近頃では心臓発作や脳卒中、糖尿病など、さまざまな病気との関連性が指摘されるよになり、さらに注目を集めています。

「歯周病が進むと、いずれは歯を失うことに。しかし『抜けたら入れ歯や差し歯にすればいい』というものではない。生涯“自分の歯”で噛む、ということが、実は私たちの健康にとって大きな意味を持っているのです」と語るのは、国際ビル歯科の相楽俊男院長。

最近の研究で、高齢者でも残っている歯が少ない人ほど大脳の働きに衰えが出やすいということがわかってきました。
相楽院長によると、失った歯の数が多い人ほど、大脳の容積や、記憶をつかさどる「海馬」付近の神経繊維が減少しているという研究データがあるそうです。

「歯の神経や顎の骨を通る神経は大脳へとつながっています。重要なことは、歯の神経や歯そのものを抜くと、使わない歯の神経だけでなく、海馬を通っている、記憶・思考・情動や運動のコントロールに関わる大切な他の神経も、巻き添えで消えてしまうことです」(相楽院長)

“噛む”ことで脳は刺激されますが、噛むために必要な歯がなくなると、その周辺の神経も失われ、脳への刺激がなくなってしまいます。実際に、歯を失っている人の脳をMRIやCTスキャンで撮ってみると、認知症患者の脳と同じ部分に“影”ができていることがあるそう。
この影と認知症にどのような関連性があるかは、今後の研究が待たれるところです。

「脳がうまく機能しなかったら、健康的な日常生活を送れなくなるのは当然のこと。認知症と歯の健康の関連性に関する研究はすでに始まっており、今から5〜10年でかなり進むと考えられています」と相楽院長は語ります。
相楽院長によれば「歯を失うのは加齢のせいではない」とのこと。

歯周病予防をはじめ、口内ケアの正しい知識を持てば、「一生自分の歯で噛むこと」は不可能ではなく、実績も上がっているそうです。
「もちろん、定期的に歯科医へ行って、歯周病のチェックをすることも大事ですが、治療を受ける際に『一生歯を残したい』という意志をきちんと伝えましょう。治療を医師任せにするのではなく、できるだけ歯を(1)削らない(2)神経を抜かない、という方向で患者の治療意思に応えてくれる歯科医院を探すことが大切です」(相楽院長)

歯の健康を保つことが体全体の健康と若さにつながるとわかれば、治療や予防に対するモチベーションも上がるはず。日々のブラッシング指導や歯周病の予防、治療まで、いろいろと相談にのってくれる歯科医院との出会いが、「一生自分の歯で噛む」ための秘訣だといえるかもしれません。
「一度、痛くないときに歯科医へ相談に行きましょう」(相楽院長)


正しい歯みがきと知識で歯は100歳まで健康に保てる

正しい歯みがきと知識で歯は100歳まで健康に保てる
(JUST HEALTH 2006年6月号 10ページより)

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正しい歯みがきと知識で歯は100歳まで健康に保てる

むし歯予防には 「正しい歯みがき」が必要  

歯は食べ物をかみ、発声や発音 を助けるだけでなく、全身の健康 に影響を与えます。その歯を失う 大きな原因はむし歯と歯周病で す。これには歯みがきだけでなく、 生活習慣も関係しているので、今 回はみがき方、かみ方、生活習慣 をチェック項目にあげました。  
まず、1〜4は歯みがきです。 歯みがきは、歯肉を傷つけずに歯 垢を落とすことが目的です。1の ように力を入れすぎると歯肉を傷 つけますし、2や3は歯みがき別 の爽快感で「みがいたつもり」 に なったり、テレビに気をとられ、 みがき残しにつながります。こう した間違った歯みがきを毎食後行 うよりは、4のように正しい歯み がきを教わって、1日1回しっか り行うほうがまだよいのです。歯 は多面体で凹凸があるので、1本 1本ていねいにみがきましょう。

甘いものが原因ではなく 食べ方や飲み方が問題  

甘いものを食べるとむし歯にな ると思われがちですが、問題は5 や7のように、ダラダラ食べたり、 飲んだりすることです。食事をす ると口の中は酸性に傾きますが、 唾液などの働きで元に戻ります。 おやつや食事は6のように「決まった時間」に食べてください。  
また、唾液は口の中の細菌の繁 殖を抑え、清掃作用を促し、む し歯や歯周病の予防につながりま す。小魚や野菜を食べるとかむ回 数がふえ、唾液の分泌が促進され るので、8は改めてください。

歯周病の予防には 生活習慣を見直すこと  

歯周病には、生活習慣が大きく 影響します。とくに、11と12に当 てはまる人は注意してください。 喫煙は歯肉の血行を悪くして歯肉 の抵抗力を低下させ、ストレスや 不規則な生活は免疫力を低下させ るので、歯周病菌におかされやす くなるからです。                 
このほかにも9や10は顎関節症 につながります。むし歯がない人 は13のように安心している人もい るかもしれませんが、痛くないと きこそ歯科に行き、正しい知識を 身に付けるようにしましょう。


歯周病、あなたは大丈夫?

歯周病、あなたは大丈夫?
(みんな、げんき? 2005年12月号 32ページより)
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歯周病、あなたは大丈夫?

歯周病は15歳から増え続け、 35歳で80%以上の人がかかっているといわれています。 成人が歯を失う一番の原因である歯周病こついて、 約30年も前から予防歯科に力を入れ、 治療にあたる国際ピル歯科の 相良院長にお話をうかがいました。


―歯周病とは、どういう病気ですか?

 「歯周病とは何か」と考えると、歯だけに限って小さくとらえれば、「痛くはないけれど、最終的には歯が抜けてしまう病気」です。歯と歯肉の間に歯垢がたまり、細菌が棲みつくのが原因。菌は動物だから生きていて、生きている動物は排泄物を出します。これが毒素で、歯肉 の炎症を起こし、自覚症状もほとんどないまま、何十年という年月をかけて悪化すると、気づいたときには歯を支える骨も溶けて歯を失ってしまいます。  
大きくは、全身の健康に大きな役割をはたす、「口のはたらき」の面からとらえます。全身の健康にも、歯周病は実にさまざまな影響をおよぼします。歯周病菌が、口の中以外でも生きられるのは動脈の壁。歯周病菌は口の中の毛細血管に入って全身をめぐり、動脈の壁に住みつきます。動脈の壁が厚く、血液がドロドロになり、動脈硬化を引き起こしやすくなると、脳梗塞や心筋梗塞の原因になります。  
また、糖尿病の方には歯周病が多いと指摘されています。糖尿病になると体の抵抗力が弱まり、細菌に感染しやすくなります。さらに歯周病菌によって症状が悪化すると、血糖値のコントロールがむずかしくなり、高血糖の状態が続くと、糖尿病の合併症を引き起こすリスクが高まるためです。

―全身の健康と深い関係がありますね

まず歯周病が進むと、よくか めなくなります。人はかむことで食べ物の消化を助け、栄養を吸収し、唾液の分泌を促します。 唾液には数十種類以上の物質が含まれ、自浄作用や抗菌作用によって細菌の発育を抑えるはたらきがあります。よくかまない人は、かむ人に比べてがんになりやすいといわれています。  
奥歯でしっかりかむはたらきには、 体にとって重要な器官、 脊椎と脳を守る役目もあります。 脊椎と脳に異常が起こると、自律神経まで含め全身に異常が出やすくなります。  
さらに歯や神経を抜くと、脳は萎縮します。歯の1本1本には、それをコントロールする脳細胞があって、歯を失うとその部分の脳細胞は消えてしまいます。問題はそこから神経線維の束が出ていて、海馬を通り、体の中まできていること。歯の脳細胞がはたらかなくなるとき、知識や判断力を司っている海馬のほかの神経線維も一緒に消えることがわかっています。そのため歯を失うと認知症になりやすくなったり、記憶力が低下したり、感情がコントロールできなくなったりします。  
このように口の中の状態と全身の健康とは、思っている以上 につながりが強いのです。口は一生若々しく、健康で生きていくための要です。歯を失うことは、体を健康に保つ機能を失うということであり、歯を削ることは若さを削る、命を削るということなのです。

―年をとっても元気に暮らすには、自分の歯が必要なのですね

現在、日本は長寿国となり、90歳、100歳の方も珍しくなくなつてきました。元気に毎日を過ごしておられるお年寄りもたくさんいらっしやいますが、入れ歯の方がほとんどです。  
これは、日本人のデンタルケアに対する認識が、人生50年だったころとあまり変わっていないためです。むし歯や歯周病になったから、仕方なく歯医者に行くというのが一般的でしょうが、これからのデンタルケアは、病気の原因をつくらないように予防していくことが必要です。  
寝たきりにならず、思いきり笑えて、100歳になっても世界中飛び回っておいしいものを食べる、そうできたらうれしいじゃないですか。入れ歯になったら、食べたい物も食べられなくなり ます。食べたい物を自分で選ぶのではなく、入れ歯でも食べられる物しか選べないということになってしまいます。

―歯周病にならないためには、どうしたらいいですか?

歯肉がはれる、口臭がする、歯みがきのとき出血するなどの症状があったら、まず歯周病の診察をしている歯医者で診てもらうことが大切です。適切な治療を受け、きちんと予防すれば悪化を防げます。  
歯周病の治療は、歯周病の正しい知識を知ってもらうところから始めます。すべて理解できていないと治療成果に影響が出るため、きちんと説明するということは重要なことなのです。  
当院では、歯科人間ドックを設けて、むし歯や歯周病の予防を行なっています。口腔検査や?線検査、歯並びやかみあわせ、みがき残しの検査をします。希望があれば、唾液や口臭の検査もできます。検査結果に基づいて患者さんと治療計画を立て、歯のクリーニングや歯みがきの指導などを行ないます。  
歯周病の予防には、毎日のデンタルケアが大事です。ケアをしているつもりでも、自己流で間違ったみがき方をして傷つけたら歯をダメにしてしまいます。 歯みがきで一番肝心なのは、みがき残しがないこと。歯垢1ミリ立方センチメートルの中には、1億個の細菌がいます。細菌がひそんでいる歯と歯の問などをきちんとみがかなければ、何十億個という細菌は口の中にずっ と住みついているようなものです。  
歯周病になる前に細菌を取り除く歯みがきができれば、歯は簡単には悪くなりません。一人ひとり体質や歯並びが違うため、・自分にはどのような歯ブラシやみがき方がよいかは歯科医による指導が必要なのです。自分で正しい歯みがきを行い、定期的に歯医者でチェックを受けることで歯垢が減り、口の中の健康状態はよくなります。  
ほかに規則正しい生活、栄養バランスのとれた食事、適度な運動、十分な睡眠など、一般に健康によいといわれていることは歯にもよいです。そして、食事はよくかむこと。やわらかいものばかりでなく、少し硬めの食材を選び、たくさんかむということを意識して食べましょう。


口臭を防ぐには

口臭を防ぐには
(婦人公論 2005年10月号 116ページより)
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口臭を防ぐには

「もしかして今、私の口、におってる?」そう思ったことはありませんか? 人間の喚覚は順応しやすく、同じにおいにはすぐ慣れてしまうため、自分の口臭にはなかなか気づきません。家族から指摘されて気づく人も多いようです。  
人にも相談しづらい、やっかいな悩みの1つであるこの口臭について、国際ビル歯科の相良俊男院長に伺いました。
「?口臭″と一口に言っても、タイプがいろいろあります。まずは原因を突き止めること。そのうえでしかるべき対策をとるようにするのが大切です」 
相良院長によると、口臭の原因は大きく分けると2つあり、1つめが「健康上問題のないタイプ」。 朝起きたときや、口に残った食べ物のカスが発酵したとき、緊張して口の中が渇いた状態になったときなどに起こる「生理的口臭」や においの強いものを食べたとき、 飲酒の後など「食事や噂好品による口臭」です。  
こちらは人間である以上、どうしても起こりうるものなので、それほど気にする必要はないとのこと。朝起きたら歯を磨く、においの強い食べ物の摂取を控えるなどすれば、ある程度簡単に解消することができるからです。  
しかし、問題なのは、2つめの「健康上何らかの問題があるタイプ」。この場合もさらに分けると「口の中からにおいが発生するもの(歯周病や虫歯が原因となる)」「体の一部の病気が原因で発生するもの(耳鼻科系、呼吸器系疾患によるもの)」があります。「これらのいずれかに該当する場合には、やはり原因となる病気を治療することが先決です」。(相良院長) 
そうは言っても、自分で原因を突き止めるのはなかなか難しいもの。そこで、歯周病や虫歯の発見、そのほか口内にまつわるあらゆる病気を早めに見つけるためにも「3カ月から半年に1度は歯の検診を受けましょう」と、相良院長。 ここで歯周病や虫歯が見つかり、 その治療が完了すれば、おのずと口臭も治まりますし、仮にそれでも口臭が始まらなければ、ほかの原因を疑うこともできるというわけです。  
しかし、実際の口臭の原因は、 やはり口腔内のトラブルがほとんど。まずは、歯科医を訪ねて「口の中の健康診断」を受けるようにしましょう。  
そしてまた、病的ものでない ものも含めた口臭予防には、日頃から「口の中に繁殖する菌の増殖を抑える」ケアが必要です。歯磨きや洗口液(刺激の強いものは口内の粘膜を傷める場合があるので注意)なども有効です。
「さらに、唾液の分泌を促す食生活を心がけること。唾液には口の中をきれいにしたり、細菌から守る作用があるのです。モノをしっかり噛めば噛むほど唾液の分泌は活発になります。あまり噛まずとも飲み込めるようなものばかりを好む現代人の食生活そのものが、口臭を招いているのでは。食生活を見直すことも、口臭予防にとつて重要だと言えるでしょう」


痛みを感じてからでは遅い。健康な歯を守る“攻め”のケアを

痛みを感じてからでは遅い。健康な歯を守る“攻め”のケアを
(GRAN 2005年9月号 24ページより)
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痛みを感じてからでは遅い。健康な歯を守る“攻め”のケアを

歯科とは「歯が痛くなった時に行って、削ってもらうところ」だと思い込んでいないだろうか。だが、「歯科人間ドック」を行っている丸の内健口センターは「削らない、抜かない」ためのケアを目指すクリニックだ。
「みんな年をとっても総入れ歯にはしたくない。それなのに妥協している」というのは、相良俊男院長。
「歯を削ったり抜いたりしなければならなくなるのは、痛みが我慢できなくなるまで治療しないから。自覚症状が出る前からきちんとチェックしておけば、治療の選択肢が増えて、自分の歯を残せる可能性も大きくなってくる。歯科ドックは、そうした?未病″の段階から始める予防歯科への入り口だと考えています」  

例えば、別名?サイレントキラー″と呼ばれる歯周病。かかっても、はとんど自覚症状がないという。
「歯周病で痛みを感じた時にはもう末期だから、治療法に選択の余地がない」 
歯科ドックで発見されるのは歯や歯茎の不調ばかりではない。口内のがんや、口内に初期症状が現れるさまざまな病気の早期発見にもつながるという。また、相良院長は「口の中を見れば、その人の健康状態がよくわかる」とも言う。
「血液がドロドロで脳溢血のリスクが高い人は歯茎を見るとわかる。虫歯が多くて噛む力が弱い人は、血圧が高いことが多い。 歯を治療することで噛む力が戻り、高血圧や高脂血症などの生活習慣病の改善につながることも少なくない」 
歯の健康は体全体の健康につながっている。それが「歯科?人間″ドック」という名称の所以でもある。


Caz カラダの不調&病気を解決します!

Caz カラダの不調&病気を解決します!
(39ページより)
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成人の約8割がかかっている感染症 20代でも悪化すると歯が抜けてしまう

歯を磨くときに血が出たり、歯を押すとぐらつくように感じる人はいませんか? それは歯周病が進行中。ほうっておいてはいけません。
「歯周病とは、歯の根を支えている骨が溶けて最後には抜けてしまう病気です。原因は 歯周病菌の感染で、人から人へ、歯から歯へと感染します。
食べかすがたまって歯周病になるわけではなく、食べかすが感染症を助長するのです。」
と話すのは、国際ビル歯科医院長の相良俊男先生。

自覚症状がなくても歯の周りには歯周病菌がいっぱい
以前、歯周病は歯槽膿漏と呼ばれ、高齢者の病気のように言われていました。 しかし実際は10代や20代でも、歯周病が悪化して歯が抜けてしまうことがあります。今や成人の8割は 歯周病の持ち主とみられています。
また、昔は一度かかったら治らないように思われていましたが、そも間違い。正しい治療やケアをすれば、 歯が抜ける心配はいりません。
「やっかいなのは、歯周病はほとんど自覚症状がないということです。血がでるのは比較的早い段階で、 歯茎がはれたり、うずいたり、歯に食べ物がはさまるときには、じつはかなり悪化しているのです。
1ミリ立方くらいの歯垢の中に1億以上のバイ菌(細菌)がいます。それが菌の周りにべったりと ついているのですが、口の中がぬるぬるしている状態があたりまえだと思って、多くの人が気がつきません。 歯周病の治療は、なんの自覚症状もないときから始めることが大切なのです」

健康的な生活で免疫力を高め食事はよくかんで
歯周病の治療は歯周病に詳しい歯科で受診しましょう。
歯周病を根本的に治すには 歯周病菌をできるだけ取り除くしかありません。とはいえ歯周病菌は一度きれいにしてもまたすぐに、 増殖します。そのため、通常は月1回の通院から始めて、普通は3ヶ月に一度、安全な人は 半年に一度。それを一生くり返し、専門家と二人三脚でケアしていくことが必要です。
また、歯周病の治療は歯石を取る事から始まる、と考えている人が多いようですが、 そうではありません。歯石がつかないようにと、歯やはぐきが傷付く程強く磨くのも逆効果。
「歯周病の治療は、次のように進めて行きます。(1)歯周病に関する正しい知識をしってもらいます。 (2)検査を重ねて、診断を下し、治療計画を立てます。(3)セルフケアをできるように歯磨きの 実習をします。毎日、正しい歯磨きをすることで、歯周ポケットの入り口の歯垢(バイ菌) を減らす事が治療の第一歩になります。(4)専門的クリーニングでバイ菌をさらに減らします。このときに歯石を 取ります。これらの結果を検査して、計画を立て直し、またバイ菌を減らしていきます。この繰り返しで、 歯周病は治って行きます」
歯周病は感染症なので、日常生活でのケアとしては、体の抵抗力・免疫力を 高めるように食べ、適度な運動をし、ストレスをためないこと。喫煙は歯周病の原因のひとつです。
それから、とても大切なのがよくかんで食べる事。唾液は細胞の若さを保つ成分をたくさん含み、 発ガン物質やさまざまなバイ菌を退治します。よくかんで食べる人とあまりかまない人とでは、 発ガン率が数十倍違うといわれています。
こうした治療やケアの効果は、年をとったあとで歯が1本も抜けていないと気付いてはじめてありがたみが わかるもの。今すぐに結果がでるわけではないのです。だからといって、まだ先の話と思わないで ください。歯周病対策を早速今からはじめましょう。

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1.歯周病について正しい知識をもつ
まず、歯周病についてどう予防・治療していくかについて関心をもち、正しく知ることです。歯の磨き方などについて誤った情報も数多く流れており、自己流は禁物。磨き残しが最低でも20%以下になるように歯科できちんと指導を受けて。

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2.歯を大切にするための目的意識をもつ
ばくぜんと「歯周病になりたくない」と思うだけでなく、なぜ歯周病になりたくないのかを考えて。若く美しい口もとでいたい、口臭で悩みたくなく、一生自分の歯で食事がしたいといったモチベーションが高ければ、積極的にケアもできます。

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3.体の抵抗力を高め食事はよくかんで
歯周病は感染症。抵抗力が弱いと、どんどん歯周病が進みます。健康的な食事や生活を心がけ、抵抗力をつけてください。また、唾液はさまざまな有害物質を退治する自然の力をもっています。よくかんで食べ、唾液を十分に出しましょう。

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歯周病Q&A
Q.歯周病になると、歯以外にどのような影響が出ますか?
A.たとえば、歯がゆるむと咀嚼力が落ちて、将来的にボケてしまう確率が高いとされています。また、口臭が強まり、ひどくなると社会生活に支障をきたしかねません。ほかにも、骨粗そう症になりやすい、男女を問わず動脈硬化や高血圧になりやすい、などたくさん悪影響があります。女性の場合は、出産時の異常(早産、流産など)が歯周病でない人の7倍の確率になることも知っておいてください。このように歯周病は歯だけの問題ではないのです。


人間ドック新ガイド

人間ドック新ガイド
(女性セブン 9月9日号 52ページより)

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歯と口腔内のチェックができるのが「歯科人間ドック」。国際ビル歯科(東京都千代田区)では歯周病や噛み合わせなどの検査や予防指導も行っている。
検査機器の進歩でこれまで発見の難しかった小さながんや病変が見つかるようになり、高性能の最新機器を使った検診も珍しくなくなった。


虫歯・歯周病予防最前線

虫歯・歯周病予防最前線
(DIME 9月16日18号 21ページより)

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虫歯・歯周病予防最前線

「歯を失くす原因は虫歯や歯周病であり、老化ではない。この2つの病気を予防すれば、 一生、自分の歯を使えます。」それを目標に、歯科人間ドックでは検査やカウンセリングなどを 行う。内容は口腔検査、X線検査、磨き残し検査、虫歯菌(2種類)や唾液の検査、口臭測定、 簡単な歯のクリーニングなど。所要時間は1時間15分程度。料金は2万1000円。

虫歯や歯周病は、口腔内の細菌で形成される歯垢による感染症だ。原因菌の固まりである歯垢は、歯ブラシ1本で完全に落とすことはムリ。
予防のためにはしっかりとしたセルフケアと、併せて歯科医院による定期的なプロケアが重要である。
そこで今、注目されているのが、予防を意識したオーラルケア用品と予防診療としての歯科人間ドックだ。「歯科人間ドックは、病院の発見のみに止まらず、一生自分の歯で噛み、健康で快適な楽しい生活を送るための根本的医療の入り口。口の健康を守ることが、結局は全身の大きな予防にもなります」(丸の内健康センター所長・相良俊男氏)
奥歯は自律神経の安定とも関連し、失うと痴呆になりやすい。歯周病は、心臓病、脳卒中などを誘発し、女性の場合は流産や死亡率の高い低体重児出産も指摘されている。
口福は幸福のモト。口を健やかに保ち、心身の幸せをゲットしよう!


主婦と生活社 別冊すてきな奥さん 40代から、もっときれいになる本

主婦と生活社 別冊すてきな奥さん 40代から、もっときれいになる本
(VOLUME18 138ページ より)

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抜いたり削ったりせず、歯の検査やカウンセリングを実施。歯科人間ドックの問診表・検診結果の見本や申し込み資料をホームページからダウンロードできる。国際ビル歯科と併設。


体の中から美を目指す。30代はみんな前向き!

体の中から美を目指す。30代はみんな前向き!
(シティリビング1049号 2004/7/30 より)

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歯科人間ドック

口の中の状態を詳しく調べ、体質に合わせた最善の予防法をアドバイスしてくれる歯科ドック。基本の検査では、歯の状態や口臭などの歯周病検査に加え、だ液の量や状態を分析。虫歯菌の数、口の中のガンも調べてもらえ、病気の早期発見にも役立ちます。将来歯を失わないためにどうすればいいのかを一緒に考えてくれる検査なので、治療はないそう。歯科が苦手な人もリラックスして受けられます。


歯の先進国スウェーデン生まれの歯のクリーニング「PMTC」

歯の先進国スウェーデン生まれの歯のクリーニング「PMTC」
(日経ヘルス 2004.7より)

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歯がツルツルピカピカに
虫歯や歯周病もブロック!
自分の歯で一生過ごしたい人は、PMTCを受けてみよう。
歯に汚れが付いていないまっさらな状態を経験すれば、
口の中をきれいに保つことの気持ちよさと、
歯の健康維持に目覚めるはず!

歯のクリーニング「PMTC」が人気です。とにかく口の中が気持ちよくなるんです!
しかも、歯の白さを取り戻せて、歯周病や虫歯を防いでくれるから、一石三鳥。
PMTCを受けるなら、ズバリ、丁寧に説明してくれる歯科医院を選びましょう。
あなたもスッキリ、ツルツルの気持ちよさを味わってみませんか?


こんな歯医者さんに行きたい
予防プログラムで健康な歯のうちにメンテ
最近は“予防”に力を入れる歯科医院が増えている。
定期的なクリーニングを基本とし、
歯科人間ドックなどによる予防にも取り組んでいる。

国際ビル歯科
- 歯科人間ドックなど一生歯を残すことに注力 -
「健康な自分の歯で一生過ごすためには、予防が大切。その一環がPMTC。ただし、それだけでは不十分。自宅での正しいブラッシングなど、セルフケアが欠かせない」と相良俊男院長。
このため、国際ビル歯科では、自分で“磨ける”ようになるためのブラッシング指導にも力を入れている。
 さらに、一生歯を残すには虫歯や歯周病へのなりやすさを知り、予防計画をたてることが重要との考え方から、虫歯などの危険度をチェックする「歯科人間ドック」も行なっている。


「歯科人間ドッグ」をご存知ですか?目標は生活習慣病や老化の防止

「歯科人間ドッグ」をご存知ですか?
目標は生活習慣病や老化の防止
(ばらんす 6月号より)

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指導/国際ビル歯科 日本歯科人間ドッグ学会 常任理事 相良俊男
自分の歯をなくさないよう口の中の健康を心がけて、しっかり噛むようにすれば、生活習慣病や老化の予防にも大きな効果があることが、近年の研究でわかってきました。
そうした背景から、5年前に生まれたのが歯科人間ドッグです。

治療が必要な歯を見つける従来の歯科検診とは大きく違い、今ある歯を、“治療なしで”一生残すにはどうしたらいいか、個々に違う口の中の状態を詳しく調べて、受診者にとって最善の予防法をアドバイスします。
「削られる、痛い!」という歯科のイメージを、ぬぐい去るねらいもあるのです。

老化で歯がぬける・・・は間違い
病気を防げば一生使える

「年を取ったら歯が抜けていくのは、老化現象だから仕方ない」
・・・世間にはそんな間違った常識が根強く残っているようです。「歯は老化で抜けることはない」が正解なのです。ほとんどの人は、虫歯か歯周病、あるいはその両方の繰り返しで歯を失っていきます。
この二つの病気を予防すれば、いつまでも自分の歯を使い続けて、楽しく一生を送ることができます。
それは決して難しいことではありません。


痛くなる前に歯科へ行き
体質に合った予防法を知る

「歯が痛くなったから歯科に行く」のではなく、自覚症状がないうちに受診して、口の中を詳しくチェックしてもらい、体質に合った予防法を実行すればいいのです。こうした「予防歯科」に力を入れている歯科医師によって、1998年に日本歯科人間ドッグ学会が設立され、翌年にはドッグの標準メニューも作られました。
「口の中の健康状態は全身の病気と密接な関係がある」という視点から、歯だけでなく人間そのものを診ることを重視して、名称も歯科人間ドッグとされました。全国で114のドッグが学会に登録されています。
学会の推進役、相良俊男院長の国際ビル歯科では、歯科の診療室とは別の「丸の内健口センター」を設けています。治療に伴う痛いイメージを、受診者に感じさせない配慮です。


ふるい分けの基本メニュー
こんなところに特色が・・・

基本ドッグ(2万円/約1時間15分)の流れは別項の通りですが、特色の一つは2番目のカウンセリングです。歯科診療の正しい受け方、健康を守る予防歯科の重要性などを伝え、「痛くなったら削る」という誤った歯科治療を改めれば、精神的にも明るい将来が期待できることを、受診者に理解してもらうのです。

口臭チェックも、基本メニューに入っています。まだ普及段階にある歯科人間ドッグを、進んで受診する人は、平均より高い健康意識の持ち主で、失った歯の数も少ないのに、意外にも強い口臭を持つ人が多いのです。口臭の一番の原因となる歯周病は、かなり進行するまで症状あ現れず、ブラッシングをしているだけでは防げないことを証明しています。
口臭は自覚がないので、対人関係のマイナス要素になる恐れがあります。
並行して行なう唾液検査では、虫歯菌の検査のほか、唾液の量やネバつき具合、緩衝能検査で細菌への抵抗力の強さを調べます。体質の個人差がわかる検査です。歯周病などによる潜血の有無も調べます。


基本ドッグの流れ
エックス線検査
カウンセリング
口臭検査と唾液検査
口腔内検査
歯と歯周組織の検査
歯科医師の診察
ブラッシングの指導
簡単な歯のクリーニング
健診結果の説明


テレビ画面で細菌がうごめく
ショック与える顕微鏡検査

口腔内検査では、歯並び、噛み合わせのほか、口の開き具合、舌や粘膜の異常などを詳しく調べ、がんや腫瘍、白血病など、重い全身疾患による症状もチェックします。
こうした基本メニューのほかに、いくつかのオプションも用意されています。その中で受診者に強い衝撃を与えるのが、顕微鏡検査(2千円)です。歯茎から採った歯垢をその場で顕微鏡にセットし、拡大された画像をテレビモニターで見せます。そこにはいくつもの細菌が映し出され、じっとしているのが虫歯菌で、元気よく動き回っているのが歯周病菌です。自分の口の中の、気味が悪い現状を直視すると、ほとんどの人が「何とかしなくちゃ」と真剣に考えるようです。


最新科学の予防プログラムで
「異常なし」を持続させる

治療の必要があるかどうか、ふるい分けをするのが基本メニューで、異常がなければドッグの検査は終わりですが、大事なのはその後のケアです。治療の必要がない人でも、せっかくのいい状態を保って、歯を失わないようにするには、専門家による定期的なチェックが欠かせません。
国際ビル歯科では、希望者に独自のプログラムを作成、病気を完全に閉め出すケアを定期的に行なっています。
スウェーデンの歯科医アクセルソン博士が提唱する新しいケアの方法で、専用の機材を使い、従来の「ブラッシングをして歯垢を取る」予防法では、どうしても取りきれない部分(歯の間、歯肉の下など)の歯垢を敢然に除去するなど、虫歯や歯周病の予防と根本的な治療を実現しているのです。


8020運動の現実は8005
古い予防法は長寿社会に合わない

相良院長は自信を込めてこう語っています。
「歯科検診を受けて、ブラッシングを指導され、ときどき歯石を取ってもらい、それでも歯を削られ抜かれて、亡くなる時はほとんどの方が総入れ歯・・・というのが現状です。スウェーデンなど北欧の歯科先進国と比べて予防法が古く、長寿社会にそぐわなくなっているのです。
自分の歯を80歳で20本残そうという、8020運動の現実は5〜6本ですが、科学的な予防法を取り入れれば80歳で28本も可能です。必ず実現できます。
私のところでは予防診療に26年間取り組んで、すでに虫歯の撲滅宣言をしました」


たまにはカラダを総点検したい。人間ドックを徹底ルポ!

たまにはカラダを総点検したい。
人間ドックを徹底ルポ!
(anan2004.6.2 No.1415より)

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歯科人間ドック
唾液や口臭、噛み合わせの診断まで。

虫歯や歯周病の有無だけを調べる一般的な歯科検診と違って、噛み合わせ検査や唾液の質や量の検査、口臭測定、磨き残しチェックなど口内の総合的な健康診断を行なう。自分の口の中にいる歯周病菌を顕微鏡モニターで見せてもらう検査は驚き。予防への意欲も増す。

「削ったり抜いたりしない治療のアドバイスや、一生健康な歯を守るプログラムなども行なっています」(院長・相良俊男先生)


歯の健康は信頼できる専門家を見つけることから。歯科人間ドッグで口内健診「丸の内健センター」

歯の健康は信頼できる専門家を見つけることから
歯科人間ドッグで口内健診「丸の内健センター」。
(anan2004.5.5/5.12 No.1412より)

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歯の健康

一生きれいな歯を保つためには、20代からの予防が必須!

「今の日本では、毎日歯を磨くのは当たり前になっています。ところが、毎日歯磨きをしているにもかかわらず、日本の成人の80%が歯周病にかかっています。また、20歳までは28本あった歯が、40代から急激に抜け始めて、70歳になると平均12本にまで減っています。これが日本の歯の健康の現状なのです。」(「国際ビル歯科」院長・相良俊男先生)
 毎日歯を磨いているのに、なぜ虫歯や歯周病が防げないのか?
「それは日本人の多くが、子供の頃に学校で教わった歯磨き方法で大人になってからも磨いているから。歯の状態は、個人の体質や歯並びはもちろん、生活習慣によっても一人一人違います。歯の健康を守るには、唾液の状態や食事の仕方など口全体の健康を考える必要が。これからは、それらすべてを考慮したケアが重要で、専門家による定期的なチェックが必要です」

※いつまでも、きれいな歯で思いっきり笑える人生を送るには、20代からの予防が大切。


歯が病気になってしまうと、心身にもさまざまな悪影響が。

「高齢者が抱える生活習慣病−糖尿病や高血圧、血管障害などは、口内の健康と密接に関係しています」
 例えば、食事をよく噛んで食べる人のほうが、そうでない人よりも血圧や血中コレステロール値が正常に近いという。また、中年以降歯が抜けてしまうと、骨粗鬆症や痴呆になりやすくなるというデータも。

※奥歯を抜くと、噛み合わせから体全体のバランスが崩れて肩こりや腰痛が起こることも。


歯医者に行くのは、トラブルが起きる前。
年1回は口内チェックに行って。

 歯周病は、自覚がないまま進行する恐ろしい病気。予防するには、菌がつきやすい歯と歯の間や根元を内側からきちんと磨くことが大切。年に一度は歯医者にでかけて、そのときの歯の健康状態をチェックすると同時に、磨き方チェックと指導も受けたい。特に女性は妊娠によって歯の状態が変化するので気をつけて。

※毎日の歯磨きには、本人も気づかないクセがあり、特定の場所が磨けていないことも。


食事のときの咀嚼と唾液が、歯と体の健康を守るカギ。

 歯の健康を守るために最も大切なのは、実はよく噛んで食べること。
「唾液には、虫歯を予防したり病気を治癒する有効成分をはじめ、若さを保つホルモンなども含まれています。食べ物を噛むとき出る唾液の有効成分は、通常の唾液の60倍にもなります。よく噛めば、それだけ健康で若々しくいられるのです」

※よく噛んで食べることが健康の近道。軟らかい食べ物ばかり、噛まずに早食いするのは×。


「国際ビル歯科」に併設の健診専門の施設。口内の健康が心身の健康に及ぼす影響を考慮し、唾液や口臭検査、噛み合わせ、歯の色測定などでさまざまな検査を行う。オプションでパーソナル予防プログラムも組んでもらえる(別料金)。検査費2万円。


「口腔ケア最前線〜噛める生活への道」

3月7日テレビ放映
「口腔ケア最前線〜噛める生活への道」
(telepal 2004 Aprilより

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丸の内健口センターの
予防検診の様子。

3/7(日) 口腔ケア最前線〜噛める生活への道
BSジャパン/午後14:00〜15:00

歯を守る最新情報をお届け
高齢化社会の今、歯周病や虫歯など口腔に関する病気が問題となっている。番組では歯科医療の現状や企業の取り組みに密着するとともに、ホワイトニングによる歯を白くする方法や口腔の健康を保つ方法を紹介する。東京の検診施設・丸の内健口センターでは、カウンセリングを含めた歯科人間ドッグを実施している。約30項目の検査を数値化することで口腔の状態を知り、事前に予防するためのポイントを知ることができる。ほか、歯みがき粉メーカーの研究所で、フッ素による初期虫歯の改善を検証。初期虫歯状態にした歯に、フッ素入り歯みがきを使用し、最石灰化に到るメカニズムを紹介する。


生活習慣病をチェックチェック!虫歯や歯周病気になる危険度をチェックして予防につなげる

生活習慣病をチェックチェック!
虫歯や歯周病気になる危険度をチェックして予防につなげる
歯科人間ドック
(日経ヘルス 2004年3月号特別付録)

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歯に自信がある人こそ受けたい
今後の健康維持に役立つドック
今口の中がどんな状態に有るのかを把握して、ひとり一人に合った予防法を考えてくれる歯科人間ドック。削る、抜くといった痛い治療は一切なし。歯科が苦手な人でも安心して受けられる。

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歯科人間ドックは、口の中の病気予防を目的としたドック。隠れた虫歯や歯周病、あるいは、将来、ガンに発展する恐れのある病変など病気の早期発見も目的のひとつだが、それらの治療とは別個のもの。

99年から歯科人間ドックを開設している国際ビル歯科の相良俊男院長は、「口の中の健康状態は人によって違いますが、現在の状態をこれ以上悪くしないで維持するためには何をしたらいいかを一緒に考えて行くのが最大の目的です」と話す。

歯を削る、抜くなどの痛い治療は一切しないので、歯科が苦手な人でもリラックスして受けられる。

検査項目は、虫歯になりやすいかどうか見るだ液検査や虫歯菌検査、歯磨きチェック、歯周病の進行具合を見る検査、口臭検査など。歯並びや歯の色のチェックなどもできる。

虫歯のリスクを見るだ液検査は、ワックスの小片をかんでだ液を出し、それを容器に取って分析する。だ液の量が少なく、ネバネバで、虫歯の原因、酸を中和する能力が低ければ、リスクが高いと判定される。

また、新たに虫歯をつくりだすミュータンス菌と、糖分のとり方など食生活の影響で増えるラクトバチラス菌の数も調べる。菌が多ければ、当然虫歯になりやすい。

歯周病検査では、歯と歯ぐきの境目にあるすき間、歯周ポケットの深さを探針と呼ばれる先丸の細い針で、歯一本ごとに周囲6ケ所で測定する。

3mmを超えていれば「要注意」、4mm以上に達していれば「歯周病」だ。さらに、奥歯の根のまた(根の分かれ目 根分岐部 ファケーション)の部分に歯周病がないかどうかも探針で探って調べる。相良院長によると、これは将来、歯を何本残せるかを予測するための最も重要な検査。

隠れた歯周病があって、奥歯の根を支えていた骨が溶けると、根のまたの部分が露出し、そこから病気が広がって、やがて奥歯は抜けてしまう。「奥歯を失った口の中は、大黒柱がなくなった家と同じ。ほかの歯に負担がかかって、あちこちの歯が悪くなるきっかけになる」(相良院長)。

その結果、将来、総入れ歯になる確率が格段に高くなるのだという、歯を失わないためには、奥歯の健康維持が第一なのだ。

また、口臭測定も歯周病のリスクを見るうえで大事な検査といえる。

こうした予防のための知識が得られるのがドックのメリット。受診後に希望すれば、自分に合った予防プログラムのプランを立ててもらうこともできる。プランに沿って、定期的なチェックを続けることで、口の中の健康を維持していくことが可能になるという。


歯科人間ドックを受ける

歯科人間ドックを受ける 文・佐藤直子さん(テニスプレーヤー)
(通販生活 2003夏号より)

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■正しい方法で完璧に歯を磨くと、8分もかかる!

 歯ブラシは、縦に動かすか? 横に動かすか?
 私は歯と歯の隙間にそって、縦に動かすやり方を学校で習った。ところが、最近のテレビコマーシャルを見ていると、歯ブラシをに横に動かしているではないか! ビックリした。そして迷った。ときどき横にしてみたり、縦にしてみたりしていた。
 そして今回の「歯科人間ドック」!やっと長年悩み続けた迷いが解決された。しかし「歯科人間ドック」なんて、聞いたことがなかった。虫歯、歯周病、口臭、噛み合わせ、唾液、白い歯度……などのチェックをやってくれるという。
 口の健康は意外や意外、体のいろいろなことに関係して来る。頭痛、肩こり、腰痛、自律神経失調症、糖尿病、痴呆、栄養障害、骨租しょう症……、ほかにもまだまだある。
 スポーツ選手にとっては、歯の噛み合わせは重要だ。体のバランスや力の発揮に関係してくると、だいぶ前から言われ始めた。カール・ルイスが歯の矯正をして、記録を伸ばしたとかいう噂が、あっという間に世界に広まった。私も歯の噛み合わせごときで損をしてはせっかくの練習が台無しだと、歯の矯正をした。
 今までの歯の検査は削るべき歯を見つけることが目的だった。この歯科人間ドックは、歯を削らずに健康に過ごすための健診なのだ。
 歯磨きが趣味の私には、こんなに磨いていても虫歯があるかどうかと、口臭もエチケットとして心配だった。
 その日は朝食を食べず、歯も磨かずに「健口センター」へ行った。
 心配していた口臭は合格。やや虫歯が2本。そして、歯周病にはなっていない自信がけっこうあったのに、気をつけたほうが良いという結果だった。
 中年になって、歯で一番気をつけなくてはいけないのが歯周病だそうだ。歯と歯茎の間にある隙間に歯垢が溜まり、その溝がどんどん深くなって行ってしまう。正常は3ミリぐらいの溝だが、私は数箇所4ミリがあった。
 歯の磨き方は歯ブラシを鉛筆のように持ち、歯ブラシのかかとと呼ばれる部分を歯と歯茎の間に45度の角度で入れて、20回軽く動かす。そしてまた次の歯に移動する。しかしこれでいくと、歯磨きに8分ぐらいかかってしまう。でも、80歳まで歯を全部残すためには必要なことらしい。歯は健康の源だ。100歳までテニスをしているのが目標の私としては、絶対歯を守らなくてはならない。
 テニスの練習のつもりで歯磨きに精を出そうと、新たな決意を誓った。

【プロからのアドバイス】
■80歳で歯を全部残す〈8028(ハチゼロニハチ)〉を目指して
国際ビル歯科・健口センター
相良俊男先生

「歯科人間ドック」は、歯や歯茎が痛くなる前に原因を見つけて、一生削らないことを目的とした〈口の健康診断〉です。1999年に歯科人間ドック学会による登録制度がスタートし、現在は全国で80施設以上が実施しています。
 ドックでは、歯・顎骨・顎関節のX線検査や、口臭・唾液検査、顕微鏡による虫歯菌・歯周病菌の有無を調べる検査、歯並びと噛み合わせの検査などを徹底して行います。歯に関する病気だけでなく、口腔内症状による癌や腫瘍などの早期発見を目指します。
 ふだんお使いになっている歯ブラシをご持参いただいて、歯磨き練習もします。「念入りにやってます」という方でも、磨き残しは意外に多いものです。正しい歯磨き方法を時間をかけて指導します。
 虫歯や歯周病の初期は自覚症状がないので、なかなか自分では気がつきません。生涯自分の歯を残すことはとても大変ですが、早期の治療と予防で普通は可能です。定期的に検査を受けて、ぜひ一生ご自分の歯で噛める健康な生活を送ってください。


「くさ子ともじゃ美のビューティーサクセスSTORY」の「口臭」特集

「くさ子ともじゃ美のビューティーサクセスSTORY」の「口臭」特集
(主婦の友社 Cawaii!! 7月号より)

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■口臭
 口のにおいって自分じゃー気がつかないもの。彼氏から「くさい」なんて思われる前に、口臭ケアをしましょー。

まずは自分で口臭CHECK!
□ 1本でも虫歯がある
□ 歯肉を押すと膿が出る
□ 歯ぐきから出血する
□ いびきをかく
□ 舌に白いコケが!

※2コ以上あてはまるコは要注意。

口臭の原因の多くは、歯周病&虫歯。歯肉を押してうみが出る人の口臭は強烈! 朝起きたとき舌についている白いものも、口臭の原因のひとつ。これはいびきをかいてい寝るコに多くついているよ。

■口臭予防法
口の中は雑菌が繁殖しやすい、デリケートな場所だから清潔に!

口の中のバイ菌をブラッシングでとるコトが大事! &舌の表面にたまる白いものを掃除すると◎。口が乾いてるときはうがいも忘れずに。


■自宅でできるお手軽口臭チェック〜
コップの中にゆっくり息を吹き込んで手でふたをし、深呼吸したら中のにおいをかぐ。朝一番にチェックして卵が腐ったにおいがしたら歯垢がたまっている証拠。


■口臭Q&A

Q.朝起きたときに口臭がキツイのはどーして?
  A.唾液の分泌が少なくなるから。でも普通のコト!
夜、寝ているときは唾液の分泌がほとんどなくなっているの。そのため、細菌が繁殖してしまい、それがにおいとなって朝出てくるんだ。この現象のことを生理口臭っていうんだよ。これは誰もが持っているものだから、朝口がくさくても異常なことではないんデス。

Q.食べ物が胃から逆流するとにおう?
  A.口の中に残った食べカスが原因で臭うときもあるけど……
食堂や胃は食べ物が通るとき筒状に開くんだけど、それ以外のときは閉じているもの。だからゲップをしない限り、においは逆流しないよ。

Q.息ってどーしてにおうんだろう?? 原因を教えてくださーい!
A.唾液と口臭って実はものすごい関係が! 精神状態でも変化するから要注意
口臭のほとんどが口内で雑菌が繁殖したときに起こるんだ。唾液には口の中の汚れを洗い流す効果があって、ずっと黙っていたり、ストレスを感じたりすると唾液の分泌が少なくなり雑菌が増えて息がにおうんデス。

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国際ビル歯科 03-3214-7766
院長 相良俊男 先生

虫歯検査、唾液検査、口臭測定が受けられる歯科ドック。
基本的な歯磨きの仕方や簡単な歯のクリーニングも受けられる。口臭が気になるコは一度しっかり検査を受けて、においの原因を調べてみよう。基本ドックは1時間半ほどでコース終了。


目指すのは心身の健康 歯科人間ドックの考え方

目指すのは心身の健康 歯科人間ドックの考え方
(HaWaYu(ハワユー) 2003年7・8月号より)

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目指すのは心身の健康 歯科人間ドックの考え方
 相良俊男(歯科医師)

 皆さんは歯医者を、虫歯ができたり歯周病にかかったら行くところと思っていらっしゃるかもしれません。しかし虫歯は痛みが出るころにはかなり進んでおり、また歯周病は痛みもなく進行する場合がほとんどです。つまり口腔の健康は、治療以上に予防が大切なのです。
 予防の重要さは、歯周病が命に関わる病気であるという事実にも起因します。例えば歯周病を起こしている細菌が血管内に入り込んで住みつくと、動脈硬化や高脂血症の原因となり、心筋梗塞や狭心症、脳卒中を起こす確立が高くなることが判りました。また、以前から糖尿病の患者さんは歯周病になりやすいといわれていましたが、近年、歯周病の細菌が作る毒素や免疫細胞からの化学物質などが糖尿病を悪化させることも判明してきています。
 さらに、歯周病の女性患者は早産や流産、新生児死亡のほか、骨粗鬆症も多いとの報告があります。悪いかみ合わせが頭痛や肩こりを引き起こしたり、内耳が刺激されて耳の聞こえが悪くなるというケースも知られています。また、歯が痛い時や口臭が気になる時、前歯がない時などは思いきり笑えず、気持ちが沈んでしまいがち。笑いは免疫力を上げるといわれています。つまり笑うことのできない生活は、心身ともにダメージとなってしまうのです。
 今ある歯を大切に、一生歯を削ったり抜いたりすることなく、心身の健康を守りたい。この願いを実現するために誕生したのが歯科人間ドックです。削るべき虫歯を探す従来の歯科検診と大きく異なり、口の中を細かく調べて患者さんの状況を把握し、虫歯や歯周病はもとより、全身疾患の予防を指導します。口腔内の検査によって、癌や前癌の病変、腫瘍といった重篤な全身の病気を発見できることもあるのです。
 基本的な内容は、問診票への記入、歯や舌や歯周組織を診る口腔検査、顎の骨や関節などを診るX線検査、歯並びとかみ合わせの検査、磨き残しの検査と基本的な歯磨き練習、虫歯になりやすい体質かどうかを調べる虫歯菌(2種類)と唾液の検査。その間に、患者さん一人ひとりの状態に応じたカウンセリングを行います。日本歯科人間ドック学会が目安とする基本料金は2万円、所要時間は1時間半程度です。これからの快適な生活のために、まず口の中の健康を見直してみてはいかがですか。


体最新歯科医療がわかる 特選 歯科事典

体最新歯科医療がわかる 特選 歯科事典
(Yomiuri Weekly 2003年1月19日号より)

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■体質に合った予防法を助言

【歯科人間ドック】

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小学校で行われている学校歯科検診。虫歯が見つかると「要治療」の書類が手渡され、後日、ちゃんと歯科医に行かないと先生に怒られてしまう。
 歯科人間ドックをそうした学校歯科検診の延長と考えたら、間違いだ。日本歯科人間ドック学会の常任理事で、国際ビル歯科の相良俊男院長は、
「歯科人間ドックは、一生、歯を削らずに健康に過ごすことを目指すために行われる検診です。虫歯にしない効果の高い予防医療を知ってもらう入り口と考えています。 ですから、削るべき虫歯を見つけるのを目的にしている従来の歯科検診とは百八十度違います」
と話す。
 単なる「歯科ドック」ではなく、「人間」を入れたのも意味がある、という。
「きれいな口と歯を保ち、よくかむことが、がんや脳梗塞、心筋梗塞など大きな疾患の予防になることが証明されてきています。身体の健康と口は切り離せないのです」(相良院長)
 国際ビル歯科の歯科人間ドックは、1時間15分。下図のような流れで虫歯、歯周病、かみ合わせ、口臭、口腔がんについて、検査、診察が行われる。検査の合間にカウンセリングが入り、歯科医にかかる際の心構え、予防医療の重要性などの説明がある。

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舌の上からミュータンス菌を採取し、3-4日培養。菌の多さがわかる。

虫歯の有無だけではなく、将来的に虫歯になりやすい体質か否かを調べるためのリスク検査が組み込まれている。こうした点にも、歯科人間ドックの考え方が反映されているのだ。
 リスク検査は、唾液検査と虫歯菌検査の二つ。唾液の分泌量が多く、口腔内の酸性値が低ければ、虫歯になりにくい。また、虫歯菌は文字通り、虫歯の原因菌で、少ないほど「安全」とされる。
「検診結果は従来、悪い所ばかりが強調されてきたわけですが、歯科人間ドックでは、『悪くならないように予防していけば、将来、こんなに歯が残る』と説明しています」(相良院長)
 検診後に、予防プログラムや治療に進むことも可能。「敵(虫歯菌)を知り己(自分の口腔内の傾向)を知らば再戦危うからず」。歯科医とニ人三脚で8020(はちまるにいまる=80歳20本の歯を残す)を目指してみてはいかがだろうか。

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結果から人の体質に合った予防法をアドバイス

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『メモ』

 国際ビル歯科の歯科人間ドックの料金は2万円。日本歯科人間ドック学会では、総合的な検診サービスを行なっている歯科医院の登録を進めている。現在、登録歯科医療機関は70数カ所。同学会のウェッブサイトでドック実施施設を知ることができる。
日本歯科学会ドック学会 http://www.JDdock.net/

■ブタの成分が歯周組織を再生

【エムドゲイン】

歯を支える土台の歯周組織が失われていく歯周病。エムドゲインはスウェーデンの製薬会社が開発した薬で、無くなった歯周組織の再生を促す効果がある、という。
 前出の相良院長が、こう説明する。
「従来の歯周病の治療は、病状の進行を止めるのがゴールでした。しかし、これでは再発すると結果的に抜けてしまうことがある。エムドゲインによって、歯周組識が再生する可能性が出てきたのは患者にとって福音だといえます」
エムドゲインは、ブタの歯のもとになる組織から取り出したタンパク質が主な成分。手術で歯の根を露出させ、エムドゲインを歯根に塗ることで、歯周組織の再生を促す。
 歯周組織の再生手術としては、歯肉の中に特殊な膜を入れてすき間を確保し、再生を促すGTR法もある。ただ、再生した組織はエムドゲインを使った方法のほうが、自然に近いのだという。
「先進的な治療法のエムドゲインですが、毎日のブラッシングなど基本的な治療をやっていこうという気持ちも伴わないで、エムドゲインを使っても、うまくいかないでしょう。手術後のアフターケアを歯科医とともに協力してやってもらうことも必要です」

(相良院長)

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『メモ』

 エムドゲインは2001年12月に、国内の歯科医師向けの販売が認可されたが、医療保険は適用外だ。診療費は大学病院などでは1歯当たり3万円程度。一般のクリニックでは3万円から10万円以上。


「人間ドックの日 特集

「人間ドックの日 特集
専門ドックの中の一つ 歯科人間ドック」
(NHK 教育テレビ 「金曜アクセスライン」)

 2002年7月12日午後10時30分から NHK 教育テレビ 「金曜アクセスライン」に、丸の内健口センターで行っている、歯科人間ドックの様子が放映されました。
(1954年7月12日に初めて人間ドックが行われたことを記念して、7月12日は人間ドックの日と決められました。)


20代から進行中!歯周病と口臭で老化が進む!

20代から進行中!歯周病と口臭で老化が進む!
口の中の成人病 ボケるボケないの差をつくるだ液の力
(saita特別編集 ず〜っと元気!食の本 Vol.2)

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虫歯だけでなく、痛みもないままにジワジワ進行する歯周病。口の中のトラブルは生活習慣病をはじめ全身の病気を引き起こします。
痛くなる前の予防治療で、80歳でも丈夫な歯を残して、元気に過ごした〜い!


成人の80%が歯周病!?40歳から歯が抜ける
歯周病はほとんど自覚症状がないため、気づいたときには歯が抜けていた、という悲劇が・・・。
「一生自分の歯」を目ざすために定期検診で早期発見&治療を!

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がんやボケ、早産まで!?口の中のトラブルは全身をむしばむ
歯周病は歯だけの問題ではありません、
歯と歯茎の病気が全身の病気を引き起こすのです。
元気な歯を残す事は病気の予防にもつながります。

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歯が減ると脳の働きも低下
噛み合わせ、だ液の量と質も大事!
今健康な歯も、10年後はわからない!
歯が減るとボケるという研究報告もあるし・・・。
そこで、歯自慢の漫画家、赤星たみこさんが、
「8028(80歳で28本)」を目ざし歯科人間ドックを突撃体験。

X線撮影と問診
歯の根までくっきり!完璧な歯型が撮影される
口臭チェック
自分の口臭が数値に・・・ドキドキ、ちょっと心配
だ液の検査
だ液の量とサラサラ価、虫歯菌の有無もチェック
歯並び、噛み合わせの検査
口を大きく開けて顎関節症のチェック
口腔検査
あらゆる角度から口の中を観察
歯科医師の診察
歯のいまの状態と今後を総合的に診断!
歯磨き指導とクリーニング
染め出しで自分の歯磨きグセを知る


徹底的に汚れを落とすプロによる歯の大掃除→PMTC

徹底的に汚れを落とすプロによる歯の大掃除→PMTC
(caz 2002年1月28日号より)

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専門家によって歯を徹底的に大掃除してもらうのが、PMTC
キレイにするだけでなく、むし歯の予防にもなります。

歯のクリーニングを徹底的にすれば、むし歯予防にも効果大
 PMTCとは、プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニングの略。その名のとおり専門家によって徹底的に行われる歯のお掃除です。
定期的にPMTCを受けながら、自宅で正しい歯磨きを行っていくことで、むし歯や歯周病を予防し、健康な歯の状態を保っていくことができます。
 PMTCは、ふだんの歯磨きではなかなかキレイにできない歯と歯の間や歯と歯肉の境目を、プラスチックのチップややわらかいゴムでできたカップなど、専用の器具でクリーニングしていくのが特徴です。もちろん、歯の表面についた汚れもキレイに磨き落とします。これによって歯肉は引き締まり、本来の歯の色を取り戻して汚れもつきにくい状態に。PMTCは審美歯科の入門編であり、むし歯を予防し健康的な白い歯を長く保っていくためのスタートとなるのです。

成田絵里子さん
国際ビル歯科の歯科衛生士。
ひとりひとりに合った磨き方
などを親切に指導してくれま
す。 樋内優子さん(22歳)
「自分では落とせない汚れ
 をとってもらいます」

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染め出し液をつけて汚れの状態をチェック。
歯垢や歯石がある部分が赤く染まります。歯石がある場合はPMTCの前に取り除いておくべき。
歯と歯の間に研摩ペーストを注入。
先の細いチップで歯と歯の間を、ラバーカップで歯と歯肉の間の汚れを除去。
ブラシで歯の表面を磨きます。
最後に消毒を。
終了後、チェック。
料金:8,800円(国際ビル歯科の場合)
持続年数:半年
所要時間:1時間

『国際ビル歯科 丸ノ内』

 むし歯や歯周病などの根本的な治療と、
予防歯科に積極的に取り組む歯科医院。
「歯科人間ドック」にも力を入れている。

PRICE
歯科人間ドック1時間¥20,000
ホワイトニング(神経のある歯)1回¥10,000
(神経のない歯)1本¥60,000
ラミネート・ベニア¥150,000など

DATA
03・3214・7766
千代田区丸ノ内3-1-1 国際ビルBl
9:30〜13:00/14:00〜17:00
土・日・祝


「ニュース・特撮 ”口臭”」

「ニュース・特撮 ”口臭”」
(日本テレビ 「ニュースプラス1」 2002年1月18日放送
制作担当 株式会社メビウス)

 2002年1月18日 日本テレビ 「ニュースプラス1」の「ニュース・特撮」より口臭についての企画協力として、国際ビル歯科で取材を受けました。


歯科人間ドック

歯科人間ドック
(TBS「エクスプレス」 2001年11月7日放送)

 11月7日(水)朝に、TBSの番組「エクスプレス」(司会者:小林豊、木村郁美)の中で、当院の行っている、歯科人間ドックの実際の映像が放送されました。


デンタルドック〜口の中の虫歯菌の数までわかっちゃう!〜

デンタルドック〜口の中の虫歯菌の数までわかっちゃう!〜
(女性自身 2001年11月6日号より)

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 一生自分の歯で食べるためには、症状が出る前から定期的に健診を受けて予防を続けることが大切!そこで子供のころから虫歯が多かった記者Yが、歯科人間ドックを受診することに。当日は、問診表と愛用の歯ブラシを持参して、いざ健診スタート。

歯、顎の骨、顎関節の状態をレントゲン検査。
口臭検査。
無味のガムを5分間噛み、出た唾液を試験管に集めて量と質、虫歯菌への抵抗力、潜血反応、2種類の虫歯菌を検査。虫歯菌の結果のみ1週間後。
口中を視診&触診し、ガンや歯周病、歯並び、噛み合わせなどを検査。
ふだんの歯磨きチェック&歯磨き指導で終了だ。
 検査結果はトホホの問題点だらけ。歯を支える骨の吸収がみられる(歯周病の疑い)などはレントゲン検査でしかわからないことだ。また歯磨きは予想以上の悪さで、磨き残しが40〜80%も。

 そして後日送られてきた虫歯菌検査結果では、唾液1ml中にミュータンス菌が100万個以上、「とても危険」と4段階中最悪!ミュータンス菌と歯石などのプラークが結びつくと虫歯が進行するってことは、私は虫歯が多くて当たり前!?

ラクトバチラス菌(虫歯の進行中や、甘い物を多く摂る人に多い)が4段階中最良とはいえ大ショック。

 総合評価は、5段階中の4段階の「要検査」。気を入れ直して歯磨きしまっす!

『健口センター』
東京都千代田区丸の内3-1-1 国際ビルB1
TEL03-3214-7766(要予約)
費  用:2万円
所要時間:1時間
顕微鏡検査(2千円)ほかオプションあり。


歯科医のコツ〜治療最前線教えます〜

歯科医のコツ〜治療最前線教えます〜
(東京スポーツ 2001年8月2日より)

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歯科人間ドック
単なる虫歯のチェックじゃない

 病気の早期発見に「人間ドック」で検査を受けることは、今日では、ごく当たり前。では、口の中についてはどうだろうか。実は、「歯科人間ドック」もすでに誕生している。

 単に虫歯のチェックや歯垢を除去するのではなく、口の中の健康状態を徹底的にチェックし、一生涯、自分の歯を保ち、健康で快適な生活を送るために役立つとして、大いに注目を集めている。
 とりわけ、国際ビル歯科(東京都千代田区)の相良俊男院長は、「丸の内 健口センター」の名称で歯科人間ドックと予防医療を行う専用フロアを日本で初めて設置した。

 相良院長は言う。
「二十数年前から、歯科治療のみならず予防にも力を入れています。が、患者さんは歯科に対して、削ったり、抜いたり、詰め物をする、つまり、痛い、怖いとのイメージを持っています。予防では、削ったりしませんよと言っても、一般的な治療イスと同じでは、患者さんは安心できません。そのため2年ほど前に専用のフロアを設けて、安心して歯科人間ドックを受けていただけるようにしたのです」
 歯科人間ドックの基本的な検査内容(料金2万円)は、大きく6つに分けられる。

問診表への記入(口や全身の状態、生活習慣などを答える
口腔検査(歯・歯周組織・舌・粘膜などの状態、癌・前癌病変・腫瘍・重篤な全身疾患の口腔内症状による早斯発見、開口量)
X線検査(歯・顎骨・顎関節の状態、虫歯・歯周病・嚢胞・腫瘍等の早期発見)
歯並びと噛み合わせの検査
磨き残しの検査と基本的な歯磨き練習
虫歯菌(2種頼)と唾液の検査、口臭測定、潜血応検査(歯周病等の発見)
 これら検査の所要時間は約1時間。オプションで詳しい健康相談などを受けると2持間に及ぶ。このような徹底したチェックにより、本人は気づかない病気を見つけ、また歯の健康を守っている。
「患者さんの立場に立つと、痛くなったら治療を受ける。病気の後始末でよいと考える方もいるでしょう。逆に、歯を残すために虫歯の原因を断つ“予防治療”と、多少手間暇や費用がかかっても妥協せずに“ベストな治療”を受けたい方もいます。どちらを選択するかは、患者さんの自由です。私たちは、患者さんの選択に合わせて、ベストを尽くしているのです」

 痛くなったら“病気の後始末”として、削って詰める。あるいは抜歯する。それも一つの選択肢。ただし、昨今では心臓病や精尿病、痴呆などの全身疾患と歯のかかわりについて、専門家からさまざまに指摘されている。それだけに、単に虫歯や歯周病予防というだけでなく、歯の健康イコール全身の健康のため、歯科人間ドックヘのニーズが高まりつつあるのだ。〈特別取材班〉


歯、唾液、口臭など、口の中すべてを調べる歯科人間ドック。

歯、唾液、口臭など、口の中すべてを調べる歯科人間ドック。
歯周病や口腔内の癌、身体の疾患まで早期発見が可能に。
(Hanako 2001 7/11号より)

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歯医者は、虫歯ができたら行くところ。そう思っている人、実は多いのでは? でも、「虫歯は、痛みがある場合はかなり進んでいるし、歯茎の病気である歯周病は、痛みもなく進行する場合がほとんど。予防のためにも、定期的に訪れる習慣をつけてください」(丸の内健口センター・相良俊男先生)
 治療以上に予防が大切なのだ。そこで今回は口臭、咬み合わせなど口に関わるすべてを細かくチェックする、歯科人間ドックを取材。
「たとえば唾液検査は、唾液のph調整能力から、歯茎の出血による歯周病の有無まで調べられる。ひとつの検査で幅広くわかるんです」
 全身性の重大な疾患がわかることも。申し込み時に書く問診表からある程度健康状態や歯についての意識を判断し、患者ひとりひとりのテーマを決めて検査を行うそう。
「いちばん大切なことは、ドック後も“健診”を受けること。歯科医とチームを組むつもりで、何でも相談することをおすすめします」

歯科人間ドックの流れ
レントゲン検査
歯、顎の骨、顎関節の状態を全体的に把握するために、いちばん初めに行う。鏡では見えない部分の虫歯や、歯の根やそれを支える骨の状態もわかる。「咬み合わせが悪いと歯がぐらつき、歯の根に影が現れる。そうしたことも発見できます」。

口臭の有無/程度
口を3分間閉じた後、測定器(1)に息を吹き込んで行う。数値が高いほど口臭が強い。エチケット面のチェックだけでなく、口の健康のバロメーターとしても欠かせない検査だ。。
「口臭の原因の85%は口の中にあります。代表的なのが歯周病です」
唾液の状態を調べる
とくにさまざまな角度から調べるのが唾液。「2種類の虫歯菌の有無、潜血反応、唾液の持つ洗浄能力の程度などを調べます」。方法は採取した唾液の量を測る、試験紙につけるなど(2)。菌の培養を行うため、虫歯菌の結果は4日〜6日ほど後にわかる。
□の中全体のチェック
 歯や舌、粘膜などの状態を、視診と触珍、2つの方法で調べる。口腔診査と呼ばれる、基本的な検査だ。
「口の中の癌や、場合によっては身体の病気が早期に見つけられることもあります」。その他、歯肉の色など審美的な面もチェック。
歯並び、噛み合わせ
噛み合わせが正しくないと起こるのが、肩こりなどの機能障害。顎を触診し、口の開き具合をチェック(4)する。「噛み合わせが悪いために内耳が刺激され耳の聞こえが悪くなるケースも。歯や顎は身体のいろいろな部分と関係があるんです」。
磨き残しと歯磨き法
CFなどでもよく見る、歯垢が赤く染まる薬剤で行うこの“染め出し”(3)。
自分の歯磨きのクセが、一目瞭然。染め出しの後は衛生士さんが磨き方をていねいに教えてくれる。きちんとマスターして、ドック後もひと月に1度はチェックを。

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↑口臭測定器。チューブにストローを差し込み、息を吹き込む。検査前に歯磨きすると正しく測れない。

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↑唾液検査キット。ガムのようなものを5分間咬み、出た唾液を試験管に集める。青い筒は虫歯の試験薬。

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↑上/磨き残しを明確にする、染め出し。毎日歯磨きしているから大丈夫…、そんな考えを改めてくれる。
 下/口をできるだけ大きく開け、縦に測ったものが開口量。咬み合わせにに問題のない、4〜5cmほどが標準。


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39もの項目で口の健康状態を解析した、
歯科人間ドックの検査結果表。それぞれ
の判定を線でつなぐとグラフになり、わ
かりやすい。
左側に寄れば良好、反対に右に寄りがち
なら要注意。とくに気になる項目は、オ
プションでさらに詳しく調べられる。

丸の内健口センター
3214・7766
トータル&個別検査で、口と歯の悩みに対応。

 歯科人間ドックは所要約1時間半、料金2万円。電話で予約をすると問診表が送られてくるので、書き込んで返信する。HPからプリントアウトしても可。気になる部分の定期検査や歯磨きチェックなど、個別の検査も行っている。歯科人間ドックを実施している歯科医の情報は、日本歯科人間ドック学会(http://www.JDdock.net)へ。


虫歯のリスクを歯医者さんで検査した

Health Notes -歯のクリーニング-

口の中の健康を保つために不可欠な、歯のクリーニング。
プロに定期的に処置してもらうことがポイント。
(Hanako 2001.6/6号)

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見た目だけでなく歯の病気の予防のために欠かせないケア
 歯の隙間や歯ぐきとの境についた歯垢が取りきれず、付着が慢性化して固い石のようになった状態。これが歯石と呼ばれるもので、歯と歯ぐきの間に細菌が繁殖する原因に。「最初は歯ぐきが赤く腫れる歯肉炎になる。さらに歯石がつくと歯と歯ぐきの間にポケットと呼ばれる隙間ができ、それが根元にまで広がっていく。これが歯周病です」(丸の内健口センター・相良俊男先生)。
 虫歯予防や審美目的だけでなく、歯周病を防ぐためにもクリーニングは不可欠。
「歯石は知らないうちについていることがほとんど。一度きれいに除去してから、つかないようにするのが最善策です」

金属の器具で削るのが一般的。自己流でなく歯科医に任せて。
 歯石を実際に取る手順は?
「まず歯垢を取って、状態を見る。そのうえで歯石を取る必要がある場合は除去します。超音波の細かい振動で除去する方法もありますが、小さ金属製の器具で削るのが一般的です」
 除去後は、歯の表面についた細かな傷をフッ素入りの研磨剤で平らにして仕上げる。凹凸があると、逆にそこに歯石がつきやすくなるためだ。また、歯石は歯と同じ固さで付着しているもの。
 「自分で無理に取ろうとすると歯の表面や歯ぐきにダメージを与え、かえって悪化させてしまうことも。裏側など見えない部分をきれいにするためにも、必ず専門医で処置を受けてください」

治療後年月がたっている歯や、差し歯はとくに要注意!
「削って金属などをかぶせたり差し歯にした歯は、ほとんどの場合神経を抜いているため痛みがなく、虫歯や歯周病が進んでも気づかないことが多いんです」
 とくに差し歯の場合元の歯は根元まで削られているため、いわば切り株。歯石による細菌の入口が360度に広がっている状態なので、より注意が必
要なのだ。
「歯の表面に比べて根は柔らかく、一度虫歯になると進行が速い部分。痛みがないからと安心せず、定期的にチェックを」

歯垢・歯石がつくのを防ぐ歯磨き法をもう一度チェック。
 歯石をつきづらくするために肝心なのは、なんといっても日々の手入れ。
「手鏡を持ってブラシの動きを確認しながら磨き、さらに歯間ブラシやデンタルフロスなどの補助道具を使うことをおすすめします」
 正しい磨き方は、歯の生え方によって千差万別だ。
「磨き方にも人それぞれ癖があって、自己流できちんと磨けることはまれ。一度、歯科医に指導を受けたほうがよいでしょう。それも1〜2回教わっただけでは習得しづらいもの。最初は、面倒でも1か月に1度程度は歯科医できちんと磨けているか見てもらいましょう」

相良俊男先生
さがら としお
歯科医師、丸の内健口センター長。
センターでは口腔内全般の健康状態をチェックできる「歯科人間ドック」も。
TEL:03-3214-7766


突撃!ニュー健診探検隊が行く

突撃!ニュー健診探検隊が行く

ミッション3
「歯科人間ドック」でわかる虫歯と歯周病のなりやすさ
(12月2日発売 日経へルス 2001.1月号)

口の中という未知なる小世界。
そこに生息する歯周病菌の活発さを
目の当たりにした私。
気分はミクロの決死隊である。

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歯の治療歴は乳歯のころからという筋全入り。はにわきみこ34歳。大口を開けて笑えば銀歯がギラギラ。歯磨きに問題があるのか、はたまた「口内環境」が虫歯を誘発しているのか。
思い切って「お口」の間題点を白日のもとにさらしてみる。
第3回目は「今ある歯を大切にすること」に重点をおいた歯科健診にチャレンジ!
文/はにわきみこ 写真/乾芳江 イラスト/吉岡愛 デザイン/近江デザイン事務所

 実は私は子供のころからムシバ女王である。2本の前歯が差し歯なのも、乳歯のころからのムシバが原因。神経を抜いて削って詰めて差して……。身の毛もよだつ歯科医通いの日々がよみがえる。
 なのに今回の健診探検隊は「歯科人間ドック」だという。虫歯や歯周病をチェックし、さらに虫歯のなりやすさまでわかってしまうらしい。私のお口の中の恥ずかしい現実が赤裸々に暴かれる。怖いモノなしの私でも、この検査だけは気が進まない。
 私にとっては“いじめ”にも等しいこの企画を立てたのは、もちろん編集部K氏(37歳男性)。これまで動脈硬化や自律神経の検査で不健康ぶりを遺憾なく発揮してきた彼だが、歯には自信があるようだ。なんでも「生まれてから一度も虫歯になったことがない」のだそうな。でもハミガキは、「普通にチャカチャカやってるだけ」だという。なのになぜ虫歯ができない!この違いはなんなの?う〜ん、世の中不公平だわ。そんなことを考えながら、私は重い足取りで「丸の内健口センター」に向かった。

 
ガムをかんで口液チェック

 「丸の内健ロセンター」は、地下鉄を降りてすぐのビルにあった。隣にある「国際ビル歯科」の分室だ。治療は歯科医院で、検査と予防は健口センターでと、役割を分けているのだ。「従来の歯科治療には限界があります。悪い部分を削除して人工物に差し替えても、しょせん、生まれつきの歯の良さにはかなわない。だから、自前の歯を悪くしない予防法を学んでほしいのです」というのは、院長の相良俊男先生。
削って埋めるという対症療法ではなく、自前の歯を大切にするやり方。その入り口として、まず口の中をチェックするわけだ。
 最初は口臭測定。これで歯周病がわかるのだという。口を閉じて息をためてから、機械にフーッと吹きこむ。口臭の数値がデジタル数値で表示されていく。私の数値はけっこう高い。ううっ、思わずお口すっきり系のミントをほおばりたくなる。次は唾液検査。透明なガムをもぐもぐとかみ、わいてきた唾液をだらーっと、カクテルグラスのようなビーカーに集めていく。無言でせっせと5分間ガムをかんで唾液を採取し、分泌量をチェックするのだ。『唾液には、口の中をキレイにする消毒の役割や、軽い虫歯を自然に治してしまう『再石灰化』の働きがあります」と、歯科衛生士の石崎さん。だから唾液の量は多い方がいい。また、粘度か低いさらさら唾液の人ほど虫歯になりにくいのだそうだ。私は、まあ人並みの量が出た。

 
ショック!うごめく歯周病菌

最大のショックは、「顕微鏡検査」。プラーク(歯垢)を採取して顕微鏡にセットすると、モニター画面に、口の中で生息する虫歯菌と歯周病菌がうごめく像が浮かび上がるのだ。菌はぐにょぐにょと塊を作ったりうねうねと単独で泳いでいたりする。画面いっぱいに、ぐにょぐにょとうねうねが映し出される。私はこんな生き物と一緒に暮らしているのかぁぁぁ!一瞬気が遠くなる。

 参加者4人全員が自分の菌を見てみた。菌を一番たくさん飼っていたイラストのY嬢は、自分の検査が終わった後、泣きそうな顔でずっと歯を磨いていた。わかる。だって私もすごいショックだもの。一方、菌が少なかったカメラのI嬢と編集K氏は涼しい顔だ。「日ごろどれだけ、菌を減らす生活ができているかが間題です」と相良先生。ハミガキでまんべんなく磨けることはもちろん、糖分を頻繁にとると口の中が酸性になりやすく、それだけ菌が増えやすいという。そもそも口の中の菌は、子供のころに親から、同じスプーンを使ったりしてうつされることが多いのだそうだ。そのときにたちの悪いのをうつされると、一生ついてまわるという。「そういえばうちの親も歯が丈夫だったな」とK氏。

 

今ある歯を大切に
 次は歯茎をチェック。歯の付け根をちくちく刺激し、弾力で歯周病の危険度を調べる。最後は、赤い色が付く磨き残しチェック剤で、今の歯磨き習慣に対するアドバイスを受ける。

 ひと通り終わって、私の口からは多くの間題点が浮かび上がった。未治療の虫歯と歯周病があり、菌が多く、ハミガキでも磨き残しがあった。ある程度予想してたとはいえ、ヒサンな現実に肩を落とす。とほほ。がっくり来てた私に、相良先生が優しいお言葉をかけてくれた。「まだ健康な歯がたくさんあります。死ぬまで自分の歯でかめるように、今後のケアをしっかりしていけばいいのです」。そう、悪い所の点倹だけではなく、残っている良い所を生かす道を考えるのが、真の予防医学!相良先生、いいこというわ。男前だし。しかし、虫歯になりにくい人は、口の中に悪い菌が少ないのだと実感した。K氏のように不健康な暮らしでも、菌さえ減らせば歯はけっこう丈夫でいられるのだ。自前の歯が虫歯や歯周病でダメになる前にチェックしておくのは、有意義ですぞ。

 

検査の仕組みと目的
 歯科人間ドックは99年にスタートした制度。虫歯や歯周病など口の中の病気を検索し、唾液や口腔内の菌をチェックすることで病気のなりにくさを判定。予防法の指導も行う。所要時間は約1時間。基本検査は2万円。全国で80余りの歯科医院がドックのメニューを提供している。ドック実施医院のリストは歯科人間ドック学会サイトで。

 今回検査を受けた「国際ビル歯科」は、ドック専門スペースを備える歯科医院。「できるだけ削らない、抜かない」をモットーとし、患者一人ひとりの状況に合った予防法の指導に力を入れている。

 
はにわの検査結果

 今回は、はにわさんが歯科人間ドックのメニューを一通り体験。ほかの3人は下表に挙げた項目をチェックした。「虫歯菌」は唾液1ml中のミュータンス菌の数。0〜10万個が「安全」、10万〜50万個が「要注意」、50万〜100万個が「危険」、そして100万個以上は「とても危険」と評価される。はにわさんとイラス卜のYさんは「とても危険」の領域に入ってしまった。
 さらに口臭検査でも、はにわさんとイラストのYさんが危険領域。カメラーさんと編集Kはどちらも良好だった。「通常、中年期にかかった男性は成績が良くないのです。Kさんは予想外の好結果ですね」と相良先生。


主な検査の内容
唾液の検査
唾液の分泌量、ネバつきなどを調べる。虫歯菌への抵抗力がわかる。

虫歯菌検査
2種類の虫歯菌の数を調べる。虫歯のなりやすさがわかる。

歯周病検査
ポケットの深さ、出血などを1本ずつチェック。顕微鏡で歯周病菌を調べる。

口臭検査
揮発性硫化化合物という悪臭成分を測定。歯周病進行の目安になる。


歯科人間ドックを受けた

歯科人間ドックを受けた
(2000年9月28日 日刊ゲンダイより)

◆「やってるつもりなのに80%も歯の磨き残しがあった」
 糖尿病や高脂血症などの生活週間病同様、虫歯や歯周病も予防医療が大切だ。その最初のステップ「歯科人間ドック」を本紙S記者(46歳)が体験した。

 9月22日午後2時、ドックの予約を入れた東京・丸の内にある国際ビル歯科(歯科人間ドック認定施設)を訪ねる。当日、使っている歯ブラシ1本と書類(事前に送られてきた申込書や問診表、検査結果の見本など)を持参。費用2万円を払い、ドック用の検査室に。担当の女性歯科衛生士が笑顔であいさつ。約1時間の検査中、痛む検査がないことを聞いてホッとする。

 検査はエックス線撮影から始まった。歯の数、虫歯の有無、歯槽管の状態(歯周病の傾向チェック)、過去の治療歯の状態など基本的なことがチェックされる。口臭検査は、息を吐くと口臭の強弱が数値で出てくる。口臭はやや強く、ちょっと気恥ずかしい思いをした。

 次はだ液検査だ。
「パラフィンという小さなガムのようなものを5分間かみとだ液が流れるように出てきました。200CC入りの容器に3CCくらい採取しました」(S記者)

 だ液の一部は虫歯菌(ミュータンス菌とラクトパチラス菌)の培養に回される。だ液1mg中の数を調べ、数日後に郵送されてきた結果ではS記者はミュータンス菌(主に虫歯の初期に多い)が危険クラス。ラクトバチラス菌(主にに進行期の虫歯に多い。砂糖の摂取状態の良しあしもわかる)が要注意クラスだった(とても危険から安全までの4段階がある)

 潜血反応や排膿検査の結果が歯周病のデータになり、だ液分泌量やねばつき具合からだ液の抵抗力がランクづけされる。
「だ液は歯の表面をきれいにしたり口中の酸を中和したり発がん性を抑えたりします。だ液の量は多いほど、質はサラサラしているほど抵抗力があることになります。酸の中和力は安全・普通・危険の3段階で判定します。Sさんは普通でした」(相良俊男院長)

 口腔内検査では開口量(口のあき具合)、頬粘膜、歯肉の色や退縮具合、舌・口蓋、かみ合わせ、歯並び、過去の虫歯治療修復物(人工歯冠など)の状態などを視診・触診によりチェック。S記者は修復物の状態はエックス線所見と合わせて要治療の診断となった。

 最後に持参した歯ブラシで実際に歯を磨き、歯ブラシと磨き方の良否が判定される。クリーニングで終了。
「磨いてるつもりなのに私は80%も磨き残しがあり危険といわれました。」(S記者)

 痛さも不快感もまったくなく検査を終了。歯科衛生士による検査結果の説明を受ける。
「虫歯になりかけが1本あり、虫歯の修復物の状態が良くないため、その歯を中心に歯周病が発生し要治療という総合診断でした」(S記者)

 結局、S記者は、「口臭は歯周病を治せばほとんど消えるし、今から予防的な治療をすれば歯を失う心配はない」といわれ、午後3時15分にクリニックを出た。

◆がんからかみ合わせまで約40項目で2万円が目安

 歯科人間ドック学会(98年発足)の認定施設は現在全国に70余り。メニュー内容や費用は施設により異なるが、基本ドックは約40項目で2万円が目安。がんなどの異常、顎関節異常、歯、歯周病、歯並び、かみ合わせ、審美性、だ液、虫歯菌、歯磨き、口の中と全身の関係などがチェック可能。同学会に電話すれば最寄りの施設の連絡先がわかる。

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「歯科人間ドックを受けた」
赤枠内に当医院が掲載されています。


病気別全国の名病院20

病気別全国の名病院20
(2000年7月18日 日刊ゲンダイより)
◆虫歯・歯周病

 虫歯と歯周病の治療は、近年大きく変わってきている。悪い歯を削ったり抜いたりするだけでなく、自前の歯をいかに保存し失った歯をいかに再生するかが重要課題となってきているのだ。こうした治療と、それを積極的に推進している名病院は―――。

 

◆ヤグレーザーで虫歯病巣を蒸散。無麻酔で無痛

 虫歯の治療に恐怖心を抱く人は少なくない。治療中、歯を削る音を聞いているだけで体がこわばってくる人もいる。東京医科歯科大学歯学部では浅い虫歯に対してレーザーによる低侵襲治療を行なっている。「Erヤグレーザーという歯科用レーザーで虫歯の病巣を蒸散させ、次に除去後の表面を平たん化するように仕上げます。健全な象牙質やエナメル質の過剰切除を避けやすいというメリットがあるし、無麻酔でも痛みをほとんど感じません」(東京医科歯科大学歯学部・石田烈教授)
 パワーの調節により軟組織の切開や歯石除去、歯周病のポケット治療にも応用できるという。治療費は保健適用外で1回4,000円。

 

◆組織再生誘導法で歯周組織を再生させ歯の脱落を防ぐ

 歯周病が進行すると歯は動揺してやがて抜ける。歯周病による歯の脱落を防ぐ最新治療のひとつとして注目されているのが「組織再生誘導法(GTR法)」だ。
「GTR法は歯肉の増殖を抑えつつ、歯根膜や歯槽骨などの歯周組織を再生させる最先端医療。失われた歯槽骨の欠損部分を人口膜(ゴアテックス)で覆うと歯肉の再生侵入を防ぐことができ、歯周組織が半年から1年で再生してきます。」(石川教授)
 最近になって、歯周組織の誘導を早めるエムドゲインというタンパク質も発見され、これを人口膜と一緒に入れてやることで治療の精度を上げることができるという。GTR法は高度先進医療に指定されている。

 

◆「歯科人間ドッグ」で口臭や前がん病変もチェック

 糖尿病や高脂血症などの生活習慣病同様、虫歯や歯周病も予防医療が大切。その最初のステップともいえるのが「歯科人間ドッグ」だ。
 基本ドッグ(2万円、1時間)の主なメニューは(1)口腔検査(歯、歯周組織、口腔粘膜、前がん病変、全身疾患などのチェック)(2)エックス線検査(歯、顎骨、顎関節の状態、虫歯・歯周病の早期発見など)(3)歯ならびとかみあわせの検査(5)だ液の潜血反応検査(ごく初期の歯周病の発見)(6)口臭測定(7)歯のクリーニングとブラッシング指導など。
「虫歯は酸によって歯からカルシウムやリンが溶けだす脱灰現象と、だ液の酸中和作用による再石灰化のバランスが脱灰に傾くとできます。たとえばだ液検査では、だ液の量や酸中和作用の能力をチェックし、虫歯になりやすい体質かどうかを判定します」(国際ビル歯科・相良俊男院長)
 検査で早期の虫歯が見つかっても、再石灰化を促す予防治療を行なうことで歯を削らないで虫歯を治すことができるという。
 歯科人間ドッグで口腔がんの前がん病変が見つかることもある。現在、日本歯科人間ドッグ学会(98年発足)の認定施設は全国に70ある。

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「本紙が選んだ虫歯・歯周病の名病院と名医」
赤枠内に当医院が掲載されています。


“歯の後進国”日本に新時代到来 あなたの歯はもっと美しくなる!

“歯の後進国”日本に新時代到来
あなたの歯はもっと美しくなる!

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(2000年7月1日 VOGUE 7月号)

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毎日歯を磨いているにもかかわらず、虫歯の人口が世界でも極めて高い日本。一方、北欧では今や、虫歯は“きわめて珍しい病気”とされている。「食後や寝る前に必ず歯を磨きましょう」と子供の頃から教育され、実践しているはずなのに、なぜ私たちの虫歯はなくならないの?

治療だけが目的ではない、怖くない歯医者さんが登場
生活習慣の違いが生んだ虫歯大国ニッポン

映画『プリティ・ウーマン』でジュリア・ロバーツ演じるヴィヴィアンがデンタルフロスを使っていたシーンを、覚えているだろうか。歯ブラシのほかに、歯と歯の間の汚れを落とすデンタルフロスや歯間ブラシを使うのは、欧米ではごく日常的な風景。日本では浸透していない生活習慣だ。ところがこれこそが、日本人に虫歯や歯周病が多い原因のひとつと言われている。そしてもうひとつ、歯にまつわる生活習慣として日本に定着していないものに歯列矯正がある。歯並びが悪いと歯のブラッシングがしにくくなり、歯の健康を損ないやすくなる。しかし、日本では歯列矯正をする人はそれほど多くはない。対して、アメリカでは古くから歯列矯正は一種のスティタスとされている。これもやはりなじみのあるハリウッド映画のセリフから伺える。例えば『カサブランカ』(42年)で、「10年前、君は何をしていた?」と間かれたイングリッド・バーグマンは「歯列矯正をしていたわ」と答えるし『がんばれ!ベアーズ』(76年)では、主人公の少女が野球の賞金で「まず最初に矯正歯科医ににかかるんだ」と言う。歯列矯正はそれほど身近なものなのだ。このように、欧米では当たり前の歯の習慣が日本には定着していないことが、残念ながら日本を“歯の後進国”とさせてしまっているようだ。さらに加えて、歯科医院のとらえ方が違うことも大きい。幸いなことに日本では健康保険制度の充実もあって、病院の治療費が安い。だから知らず知らずのうちに、歯科医院は“痛くなった歯を治療するところ”だと思っている人が多いようだ。一方、欧米では治療費がかなり高いこともあり、歯科医院は虫歯や歯周病を“予肪するために行くところ”とされている。ブラッシングがうまくできているか、小さな虫歯はできていないか、歯周病が進んでいないかなどを定期的にチェックしてもらうのだ。

 

治療からメンチナンスへ。削らない歯医者さんの登場

松田聖子の再婚をきっかけに審芙歯科が一躍注目を集めるなど、最近では日本でも口もとの美しさへの意識が高まりつつあるようだ。しかし、いまだに歯医者さんはやっばり怖いところだろう。治療は痛いし、麻酔に抵抗がある。独特の音や臭いがあってなじめないし、急に治療が始まったらいやだ、とためらう人は多いに違いない。では、歯をきれいにする、あるいはチェックすることを目的とした、削らない、つまり治療しない歯医者さんなら、どうだろう。最近このような新しいタイプの歯科医院が登場しているのだ。東京・お台場のヴィーナスフォートや伊勢丹新宿店などに最近オープンした『ティースアート』。「麻酔をしない」「歯を削らない」ことを前堤とし、ショッピング・エリアに立地。所要特間約20分のクリーニングやホワイトニングを基本メニューとして揃えた歯のクリニックだ。椿智之院長は次のように話す。「歯を健康的に美しく保つためには、プロょる定期的なチェックを受けることが大切です。でも従来の歯科医院にありがちな無機質な雰囲気や治療にかかる時間、費用などがその障害になっていることも事実。歯科医院に対する抵抗成をできるだけ取り除き、いかに通いやすい雰囲気を演出するかは歯科医院にとって欠かせないポイントですね」
買い物に行くついでに歯を美しくする、そんな気軽な“ティース・サロン”。「歯医者に行かなくちゃ」と構えることなく、美しい歯への道のりをたどることができるのだ。

 

歯は内臓の鏡。美しい歯は全身の健康を約束する

歯が美しいことは、実はただそれだけにはとどまらない。東京千代田区の国際ビル歯科の相良俊男院長は「大げさではなく、口の中の健康は幸せのベース」と言い切る。「人と食事に行くのが苦痛、口臭が気になる、歯のすきまが開いていて笑うのが恥ずかしいなど、口の健康を失うと消極的になって、人間組係も変わってしまうんです」さらにいえば、歯や歯肉に病気があると全身に影響がある。
「寝たきりのお年寄りが肺炎を起こしやすいのは歯周病菌等が大きな原因だといわれていますし、歯周病は狭心症や心筋梗塞、流産や早産との関連性も報告されています」と相良院長。虫歯や歯周病は突然なるのではない。普段の生活が作り上げる慢性の感染症なのだ。今は若くて元気でも、口の中の異常を放っておくことはやがて「楽しくない」老後につながっていく。歯の美しさが体調だけでなく、その人の内面や身体全体の健康状態にも影響を及ぼすことを考えると、単に歯医者嫌いといって済ませてはいられない。歯科医院が変わりつつある今、ようやく日本人が“美しい歯”の意味を考えられる時代がやってきたのだから。

 

笑うときに口をおさえる日本人。それは自信のなさの表れ?

歯の大きい人、小さい人、歯並びのいい人、悪い人、出っ歯の人、受け口の人などなど、歯の構造はひとりひとり違うものだ。歯の大小は、個性として認められるかもしれないが歯並びに関しては、美しいに越したことはない。そう誰もが思っているはずだ。「といって歯列矯正の習慣がなかった過去を嘆いても始まらない。ようやく今、日本の歯科治療は新時代に入ったのです。改善するべき点を一歩ずつ改めていくことこそが重要だと思います」と椿院長。それにはまず、白分の歯がどういう状態にあるのかを把握することから始めなければならない。普攻通っている歯科医に相談するのもよいだろう。『ティースアート』のような気軽に入れるサロンに行ってみてもいい。あるいは最近堵えている“歯科人間ドック”を受けるのもまたひとつの方法だ。「“歯科人間ドック”なら、歯はもちろん、歯の状態が及ぽす影響を徹底的に調べることができます」と相良院長。口臭や虫歯の原因ばかりでなく、長年悩んでいた肩こりが、実はかみ合わせの悪さから起きていることが判明したり、喫煙の有無、食べ物の趣味など歯を通して、生活習慣や性格までもが、わかってしまうという“歯科人間ドック”。歯の不調を感じている人にはおすすめだ。そうして自分が理想とする歯に近づくためのステップを、専門家に相談する。これこそが新しい歯科医との関係なのだ。歯とは不思議なもの。歯から性格までがわかるというように、診察を受ける時の体調や精神状態が、その治療効果に影響を及ぼすという。それほど歯のケアは繊細でパーソナルなものなのだ。だからこそ安心して任せられる主治医のもとで行いたい。歯のセルフ・ドクターを探すことが、美しい歯への近道であるともいえるのだ。

 

もはや治療ではない。歯科医は“予防”と“美”のために選ぶ。

現在、日本には約9万人の歯科医がいるといわれている。歯科医の増加と少子化によって歯科医院の競争はますます激化。その結果、歯科医院は今、個性の時代へと入った。

最近、審芙歯科、矯正歯科など、専門分野を明確に掲げる歯科医院もあれぱ、『ティースアート』のようにスタイルにこだわる歯科医院もある。プライバシーを第一と考える完全個室の歯科もある。それらの共通点は虫歯治療ではない歯科医療に力を入れていること。つまり口の中の状態のチェックを重要視する歯科が増えているのだ。歯科医院はもはや、痛い歯を治してもらうためだけの所ではない。選択肢が広がった今、私たちは「歯を白くしたい」「矯正したい」「治療費を安くすませたい」といった個々の希望に合った歯科を選ぶことも可能だ。歯の悩みが特別ない人なら、「雰囲気が入りやすい」「先生がハンサム」「会社のそばにある」「夜遅くまで診療可」……、歯科医院を選ぶきっかけは何でもいい。とりあえずドアをたたいてみよう。そして自分の歯を一番いい状態にキープし統けるためのケアについて、考え始めてみてはどうだろう。歯を美しくすることは、歯を一生健康にに保つことにつながる。楽しく話すのも、ロマンティックに愛を語るのも、あなたの口。おいしくモノが食べられるのも健康な歯があればこそ。21世紀、口をおさえることなく堂々と笑う、美しい歯を持つ日本女性が増えることは、間違いない。


◆口の中のすみずみまでチェック
 歯のための“人間ドック”

 国際ビル歯科内の『丸の内健口(けんこう)センター』の場合、歯肉や粘膜などを調べる口腔検査、歯やあごを診るX線検査、歯並びとかみ合わせの検査のほか、虫歯菌2種類と唾液、口臭、磨き残しもチェック。正しい歯の磨き方も指導。所要時間は約1時間で2万円。


虫歯予防へ口の中チェック

虫歯予防へ口の中チェック
だ液の質・量を改善 ──初期なら削らず治せる
(1999年5月10日(月)発行 読売新聞より)
◆「脱灰」と「再石灰化」

「初期の虫歯なら、決して削ったりしません。だ液の働きを助長するよう、口の中の環境を整えることで。治すことができます」。国際ビル歯科(東京・千代田区)院長の相良俊男さん(52)は、こう断言する。いったん虫歯になれば元には戻らないから早く見つけて削るというのが、以前の虫歯治療の"常識"。これを覆えしたのが、「再石灰化」のメカニズムに基づく治療だ。

 口の中では、酸によって歯からカルシウムやリンが溶け出す「脱灰」という現象と、溶け出した成分が歯に沈着する「再石灰化」という現象が繰り返されている。虫歯菌であるミュータンス菌やラクトバチラス菌の作りだす酸によって、バランスが脱灰方向へ崩れると虫歯が進行する。
 そこで、相良さんが勧めるおが、酸を中和する働きをする、だ液の検査だ。

 食べ物をかんだ際に分泌される「機能だ液」の量が少ない人や、酸への中和作用の強さを示す「だ液緩衝能」が低い人は、それだけ虫歯になる危険性が高い。だ液には個人差があり、加齢や服薬も不足につながる。

 だ液検査は菌の量も調べる。「ラクトバチラス菌の多い人は、始終あめ玉を口にしたり、菓子をつまんだりする、だらだら食いの癖がある」(相良さん)と、食生活の問題点も分かる。だらだら食いでは、口の中が中和される時間がない。糖分の摂取は、量だけではなく、取り方が問題というわけだ。

 だ液検査は保険診療の対象ではないため、検査の項目によって5千円から2万円ぐらいの費用がかかる。